アメリカでのアルバム売上データ(6)
最後にリアルタイムともいえる2010年代のアメリカでの売り上げを確認しておこう。
2010年からはポールの音楽活動の集大成ともいえるアーカイヴリリースがスタートした。
アメリカでの各アルバムの売り上げは以下の通り(カッコ内はこれまでの売り上げとアーカイヴの合計)。
バンド・オン・ザ・ラン 13万枚(383万枚)
マッカートニー 6万枚(256万枚)
マッカートニーⅡ 3.5万枚(73.5万枚)
キス・オン・ザ・ボトム 27.5万枚
ラム 7.5万枚(147.5万枚)
NEW 20万枚
合計77.5万枚
データが2012年10月までのもの(+NEW)となっているため、2010年代の売り上げ合計は77.5万枚という大変心細い数字となってしまっている。特にアーカイヴシリーズはまだ仕方がないとしても、『キス・オン・ザ・ボトム』と『NEW』が共に50万枚に全く手の届かない売り上げとなっていることが時代の流れを感じさせる。他のアルバムと同様に評価したならば、僕の目には『キス・オン・ザ・ボトム』は50万枚、『NEW』は悪くても100万枚の価値は十分にある作品なのだが・・・。いずれにしろ、過去のLPやカセットテープのように、CD、DVDなどのメディア自体がなくなる日はもうすぐ目の前まで来ている。これからは売り上げのカウントの仕方も大きく変わることだろうが、ともかく2010年代まではなんとかCD売り上げも細々と生き続けてゆくことだろう。
次の10年となる2020年代までにはまだ3年以上ある。今後は上記の売り上げに加え、アーカイヴシリーズと『ピュア・マッカートニー』、そして来年のニューアルバムなどが売上枚数に加算されてゆくことになるのだが・・・。しかし、このままではどんなにがんばっても2000年代の451万枚を超えることは難しいだろう。だが、僕にとって『ケイオス』から始まった晩年期の黄金時代はまだ継続中である。ポールはまだまだ走り続ける。来たるべき2020年代に向かって・・・。(完)
参考:2010年代のベストアルバム NEW - コレクターズ・エディション
2010年からはポールの音楽活動の集大成ともいえるアーカイヴリリースがスタートした。
アメリカでの各アルバムの売り上げは以下の通り(カッコ内はこれまでの売り上げとアーカイヴの合計)。
バンド・オン・ザ・ラン 13万枚(383万枚)
マッカートニー 6万枚(256万枚)
マッカートニーⅡ 3.5万枚(73.5万枚)
キス・オン・ザ・ボトム 27.5万枚
ラム 7.5万枚(147.5万枚)
NEW 20万枚
合計77.5万枚
データが2012年10月までのもの(+NEW)となっているため、2010年代の売り上げ合計は77.5万枚という大変心細い数字となってしまっている。特にアーカイヴシリーズはまだ仕方がないとしても、『キス・オン・ザ・ボトム』と『NEW』が共に50万枚に全く手の届かない売り上げとなっていることが時代の流れを感じさせる。他のアルバムと同様に評価したならば、僕の目には『キス・オン・ザ・ボトム』は50万枚、『NEW』は悪くても100万枚の価値は十分にある作品なのだが・・・。いずれにしろ、過去のLPやカセットテープのように、CD、DVDなどのメディア自体がなくなる日はもうすぐ目の前まで来ている。これからは売り上げのカウントの仕方も大きく変わることだろうが、ともかく2010年代まではなんとかCD売り上げも細々と生き続けてゆくことだろう。
次の10年となる2020年代までにはまだ3年以上ある。今後は上記の売り上げに加え、アーカイヴシリーズと『ピュア・マッカートニー』、そして来年のニューアルバムなどが売上枚数に加算されてゆくことになるのだが・・・。しかし、このままではどんなにがんばっても2000年代の451万枚を超えることは難しいだろう。だが、僕にとって『ケイオス』から始まった晩年期の黄金時代はまだ継続中である。ポールはまだまだ走り続ける。来たるべき2020年代に向かって・・・。(完)
参考:2010年代のベストアルバム NEW - コレクターズ・エディション