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アメリカでのアルバム売上データ(1)

ポールのアルバムは世界最大の音楽市場、アメリカでいったいどれだけ売れたのか?それについてのかなり詳細なデータが入手できたので、僕なりの分析も交えながらこれから何回かに分けて紹介してゆきたいと思う。尚、本データは2012年10月時点のものであるが、今のところ最も現実に近いデータと考えられる。また、アーカイヴリリースについては別途掲載し、同名アルバムであっても売上枚数は合算していない。

1970年代
マッカートニー  250万枚  
ラム  140万枚  
ワイルド・ライフ  60万枚  
レッド・ローズ・スピード・ウェイ  85万枚  
バンド・オン・ザ・ラン   370万枚  
ヴィーナス・アンド・マース   120万枚
スピード・オブ・サウンド  130万枚
ウイングス・オーヴァー・アメリカ  140万枚
ロンドン・タウン  120万枚
ウイングス・グレイテスト  160万枚
バック・トゥ・ジ・エッグ  110万枚

合計1685万枚

まずはビートルズ解散直後からウイングスで再び頂点を極めるまでの1970年代から見ていこう。この10年間「アメリカだけ」で1685万枚ものアルバムを売り切っているのは改めて驚きである。CDが売れなくなってしまった昨今の状況を見ればこの数字はなおさら輝きを増すように思われる。

100万枚に達していないのは『ワイルド・ライフ』と『レッド・ローズ・スピード・ウェイ』だけというのも特筆に値する。それでも50万枚以上は軽くクリアしているのだからこれは本当に立派な数字だと思う。個人的には『ロンドン・タウン』や『バック・トゥ・ジ・エッグ』までもが100万枚以上売れていたのは意外でもあり、また嬉しくもあった。いいアルバムはちゃんとそれなりに多くの人が買っているのだね~。

『マッカートニー』の250万枚というのも凄まじい数字だ。これはもうアルバム自体の内容云々を超えて、いかにビートルズ解散のインパクトというのが大きかったのかが伺える。

『バンド・オン・ザ・ラン』はセールス的にも内容的にもやはりポールの最高傑作ということになるのだろうが、ポールの実力から考えると370万枚というのはファンとしてはかなり不満である。いわゆるダイアモンド・アルバム(1000万枚以上)クラスも1枚ぐらいは残してほしかったというのが正直なところだ。だがポールが生きているかぎりまだまだチャンスはあると僕は思っている。(続く)

9/25追記:各売上枚数に変更を加え、現在は廃盤になっている『ウイングス・グレイテスト』のデータを追加した。ポールがソロになって初めてのベストアルバムだったが160万枚も売れていたとは驚いた。しかも、当時のチャート記録は最高位29位。ビルボードのチャート集計が売り上げだけではなかったとはいえ、これではあまりに納得がいかない。どんなに控えめに考えても3位以内に入るべきだったのではないだろうか。

参考:ポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクション


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