ニューアルバム寸評 その6
「曲が短いのが良い」
「ケイオス」のもう一つの良さは全体的に短めの曲が多いことである。
ご存知の通り、ビートルズの初期~中期にかけては特に短い曲が多い。
最高の曲なのに、もう少し聴きたい!と思うところで終わってしまうのだ。
2分を切ってしまうような曲もけっこうある。
3分を超えるともう長いほうで、やはり2分~3分の間の曲が一番多いのではないだろうか(言っておくが数えてみたことはない)。
それはともかく、最初にニューアルバムのトラックリストを見て驚いたのが曲の短さだった。
2分台の曲が5曲、3分台が6曲、4分以上は2曲というぐあいである。
世界一の名曲“Yesterday”のオリジナル・バージョンが2分10秒を切る短さなのだから、曲というのは長さでないことは間違いない。
ムダ肉を削ぎ落としたというべきか、おいしいところだけを凝縮したというべきか、その辺りは定かではないが、ともかく「ケイオス」が比較的短い作品で構成されているにもかかわらず、内容の濃さを十分に感じさせることは確かである。
参考までにビートルズ「1」の曲の長さを見ていたら、改めてその短さにびっくりしてしまった。
“From Me To You”は2分を切り、その他の曲も“Eleanor Rigby”あたりまではほとんどが2分半を切る曲ばかりである。“Paperback Writer”や“We Can Work It Out”までが2分10秒台の曲だったことは少し意外だった。普通に聴いているとそんなに短い曲には思われないからだ。
またしてもビートルズ・マジックに出会ってしまった感じがした。
ちなみに、僕が選ぶ短い曲ベスト1の名曲は“Golden Slumbers”である。
わずか1分30秒ほどの曲とは思えぬこの密度の濃さ。さすがである。
「ケイオス」のもう一つの良さは全体的に短めの曲が多いことである。
ご存知の通り、ビートルズの初期~中期にかけては特に短い曲が多い。
最高の曲なのに、もう少し聴きたい!と思うところで終わってしまうのだ。
2分を切ってしまうような曲もけっこうある。
3分を超えるともう長いほうで、やはり2分~3分の間の曲が一番多いのではないだろうか(言っておくが数えてみたことはない)。
それはともかく、最初にニューアルバムのトラックリストを見て驚いたのが曲の短さだった。
2分台の曲が5曲、3分台が6曲、4分以上は2曲というぐあいである。
世界一の名曲“Yesterday”のオリジナル・バージョンが2分10秒を切る短さなのだから、曲というのは長さでないことは間違いない。
ムダ肉を削ぎ落としたというべきか、おいしいところだけを凝縮したというべきか、その辺りは定かではないが、ともかく「ケイオス」が比較的短い作品で構成されているにもかかわらず、内容の濃さを十分に感じさせることは確かである。
参考までにビートルズ「1」の曲の長さを見ていたら、改めてその短さにびっくりしてしまった。
“From Me To You”は2分を切り、その他の曲も“Eleanor Rigby”あたりまではほとんどが2分半を切る曲ばかりである。“Paperback Writer”や“We Can Work It Out”までが2分10秒台の曲だったことは少し意外だった。普通に聴いているとそんなに短い曲には思われないからだ。
またしてもビートルズ・マジックに出会ってしまった感じがした。
ちなみに、僕が選ぶ短い曲ベスト1の名曲は“Golden Slumbers”である。
わずか1分30秒ほどの曲とは思えぬこの密度の濃さ。さすがである。