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ポールのライヴは新たな段階に入ったのか?

ライヴで『テンポラリー・セクレタリー』が初演奏されたことが今ファンの間で大きな話題となっている。というよりは、大きな衝撃が走っている(笑)。

その理由は、ひとつにはこの曲が『マッカートニーⅡ』という比較的評価の低いアルバムからの選曲であり、もうひとつにはこの曲自体が長らくファンの間でも評価が真っ二つに分かれる楽曲であったという点にある。恥ずかしながら僕自身、発売から10年以上はこの曲の良さを認めることができずにいたし、そもそも『マッカートニーⅡ』というアルバム自体が、ポールがあまり気合を入れずにお遊び感覚で作ったという印象が強いのである。

しかし、発売当時の大きな違和感は時代の流れと共にどんどん薄まっていった。そして『テンポラリー・セクレタリー』は当時シングルカットされ全米1位となった『カミング・アップ』さえをも抑えて、僕の中でアルバム中1、2を争う好きな曲にどんどん昇格していったのである。ポールは時代の先を行っていた…。これが僕の偽らざる感想である。

『テンポラリー・セクレタリー』はアルバムからのサード・シングルとして発売されたが、当時のポールにしては珍しくほとんど全くヒットすることなく終わった。やはり世間一般も最初はこの曲が受け入れられなかったのである。
しかし、今ではポールに対して常に辛口なことで有名なアメリカのローリングストーン誌でさえ、「ビートルズ解散後(のメンバーによる)最も優れた楽曲(2013年)」の36位としてこの曲を挙げていたり、イギリスのニュー・ミュージカル・エクスプレス誌では批評家が選ぶ歴史上最も偉大な曲の167位(2014年)にこの曲が選ばれていたりするのだから世の中わからないものだ(以上ウィキペディア英語版より引用)。

時代と共に評価が上がっていった曲、それが『テンポラリー・セクレタリー』という曲なのだ。

この曲が『アウト・ゼア・ツアー』のコンサートの前に流れていたことは皆さんご存じの通り。また、妻のナンシーさんがお気に入りの曲だという情報もある。

以上を総合すると、『テンポラリー・セクレタリー』が今回ライヴで取り上げられたことは、必ずしもポールにとっては「マイナーな曲を演奏する」という意図があってのものではなかったかもしれない、ということになる。オールドファンにとっては「おっ、ポール渋いところを狙ってきたね」と単純に思いたいところなのだが、実はこの曲は思っていた以上に人気曲であったことを考えれば現時点ではあまり過度な期待はしないほうが…なのかもしれない。

ただ、この曲をやったことにより、今後ウイングスやソロ時代のシングル、または人気曲をライヴで取り上げる可能性はずっと高くなったとは言えると思う。とにかく(ポールが作曲した曲で)ビートルズでやっていない曲がもう数えるほどしかなくなってしまった現在、今後の焦点がソロ時代に移ってゆくのは極めて自然な流れであろう。またそうなってくれないとファンとしても面白くない。ポールにはもうひとがんばりしてもらって、ぜひとも新たなる伝説を作ってもらいたい。

さてさてポールのライヴはこれからさらに新しい段階に入るのか?それとも、これまでの流れを踏襲するのか?その答えはこれから夏にかけてのツアーがひとつのカギになるだろう。ファンの一人として興味深く、また楽しんで見守っていきたい。まずは5月28日故郷のリバプールで行なわれるライヴに注目だ。

参考:マッカートニーII(CD)

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