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ポールの曲:『イフ・ユー・ウォナ(If You Wanna)』

ポールの来日間近ということで、今日は個人的にポールに1度でいいからライヴでやってほしい曲ということで選んでみた。左右のスピーカーから溢れ出す流麗なアコースティックギターの多重録音が何にも増して心地良いこの曲は、名作『フレイミング・パイ』の中でも特に好きな曲のひとつである。

何度聴いてもけっして飽きのこないこの独特の心地良さはいったいどこから来るのだろう?不思議に思ったので久しぶりに『フレイミング・パイ』のCDを引っ張り出してきて、クレジットを確認してみることにした。

『フレイミング・パイ』はE.L.O.のジェフ・リンが共同プロデューサーとして名を連ねているアルバムである。僕はおそらくこの曲もジェフがプロデュースした作品ではないかとまず推測した。しかし…、僕の予想は見事に外されてしまった。

この曲はポールとスティーヴ・ミラーのたった2人だけで録音された曲だったのだ。ヴォーカルも演奏も全部2人だけ。そしてプロデュースはポールのみ。ジェフ・リンは全く不参加だった。

クレジットは以下のようになっている。
ポール・マッカートニー:リード・ヴォーカル、ドラムス、ベース、エレクトリックギター、12弦アコースティックギター
スティーヴ・ミラー:ハーモニー・ヴォーカル、エレクトリックギター、アコースティックギター
プロデューサー:ポール・マッカートニー
エンジニア:ジェフ・エメリック、ジョン・ジェイコブズ

印象的なリード・ギターはおそらくスティーヴ・ミラーによるものだろう。しかし、それ以外は基本的にポールの自作自演のスタイルに近いものだ。だが何かが違う…。いったい何が違うのだろう。それでハタと気が付いた。鍵はエンジニアのジェフ・エメリックにあるのではないだろうか。そう左右のチャンネルから聞こえる豊かで心地良いアコースティックギターの響きはアルバム『バンド・オン・ザ・ラン』に相通ずるものがある。そうだ、きっとそうに違いない。

そう思ってジェフ・エメリックがエンジニアとして参加したポールのソロ作品を調べてみた。ジェフが主に参加した作品は『バンド・オン・ザ・ラン』『ロンドン・タウン』そして『フレイミング・パイ』の3作品であることがわかった。なるほどと納得した。これらの作品に共通しているのはサウンドに奥行きがあること、各楽器の音の輪郭がクッキリしていること、アコースティックギターの響きが豊かで心地良いことなどが挙げられる。どれも僕の好きなアルバムでありサウンドなのである(『ロンドン・タウン』はリマスター化できっと印象が一変してくるだろう)。
ビートルズの『リボルバー』から『アビイ・ロード』までのエンジニアを担当した彼の技術の高さを改めて認識させられた思いがする(僕の想像が的外れでなければの話だが)。

現実にはポールがこの曲をライヴでやることはおそらくないだろう。だが僕はそれでも夢を見続ける。『イフ・ユー・ウォナ』はアコースティック系のポールソロ期の名曲の一つであり、そのリラックスした感覚でライヴの雰囲気をぐっと盛り上げてくれるにちがいないのだ。

参考:『フレイミング・パイ』(Amazonデジタルミュージック)

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