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僕の好きな曲: 『俺たちの旅/ただお前がいい』 by 中村雅俊

僕がビートルズに出会う前、小学5年生ぐらいのときに初めて自分のお小遣いで買ったシングル盤(もちろんアナログのドーナツ盤)が『俺たちの旅/ただお前がいい』のカップリングだった。作詞・作曲は小椋佳。

『俺たちの旅』は昭和30年代、40年代生まれであれば誰もが知る青春ドラマの名作である。このドラマの主題歌である『俺たちの旅』に僕はたちまち虜になった。僕が音楽に目覚めた瞬間だった。

来る日も来る日も僕はこのレコードをひっくり返し、ひっくり返し何度も繰り返し聴いた。それはA面の『俺たちの旅』だけでなく、B面の『ただお前がいい』もびっくりするくらいにいい曲だったからだ。両A面にしても全く不思議ではないくらいに…。僕は今でもこのシングルは日本の音楽史上に残る最強のカップリングの一つだと勝手に思っている。

まずは天才小椋佳による楽曲、詩のすばらしさ。そしてストリングスを基調にしたいわゆるトランザム・サウンド。これが癖になる。発売から40年近く経っても古さを感じさせないのは全く驚くばかりだ。爽やかでありながら、どこか物悲しいサウンドは昭和という時代と相まって完全にドラマの中に溶け込んでいた。この2曲があったからこそドラマは光り、このドラマがあったからこそ曲はより多くの人に受け入れられたのだ。

そして若き日の中村雅俊はかっこよかった。当時小学生だった僕は彼のようなお兄さんになりたかった(笑)。中学2年の時にビートルズ・ショックを受けるまで、僕は中村雅俊、風、イルカ、太田裕美、吉田拓郎、山口百恵などのレコードを買って聴いていた。

今回何十年ぶりかでこの2曲を聴けたのは、前回記事にもしたミュージックアンリミテッドのおかげである。遠い昔の記憶をたどりながら、僕は今自分の音楽遍歴を確認するという作業をしている。その中で「あっ」と思い出したのがこの曲だった。ずっと昔に聴いた音楽が現代のいい音で聴けるというのは本当にありがたい。そして実に楽しい。

改めてこの2曲を聴いて思ったのは、あれはホンモノだったということだ。なんと40年経っても僕をあの頃と同じように感動させてくれたのだ。そして過去の自分に向かって「お前小学生のくせになかなかやるな」と思った。

少し残念なのは、ネットで検索してもこの曲のことがほとんど語られていないことである(ウィキペディアにさえアップされていない)。100万枚近くも売れたシングルなのに…。つまりは忘れ去られようとしていることなのだろう。こんなにもすばらしい曲が完全に忘れられないためにも、せめて僕のブログの中で記事として残しておこう。

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