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こんな人はもう出ない

以下東京公演初日の感想です。ネタバレあり。

自分では全然緊張している気はなかったのだが、案の定昨夜は精神が覚醒して3時間しか眠れなかった。そう、ついに待ちわびたこの日がやって来たのだ。

当ブログにコメントをお寄せいただいた読者諸氏と同じく、東京公演初日はとにかくすばらしいの一言だった。僕が過去に見た日本公演(1990年、1993年)の中では文句なし、間違いなくダントツのベストである。僕が見ていない2002年の公演と比べてもおそらく総合的には今回ほうが上回るのではあるまいか。なぜなら、今日のコンサートは1人のアーティストが実現し得る究極ギリギリの完璧なステージと僕には映ったからである。あれ以上は不可能とさえ思えるほどの…。ポールは彼のバンドと共にロックコンサートの1つの完成形をこの地上に出現させてしまったのだと感じる。まさに正真正銘、唯一無二、超極上のエンターテイメントである。次元が違う。ポールはニューアルバムの発表と共に、間違いなく何度目かのピークを迎えていることがこの日の日本公演を観て実感できた。信じ難いことだが、ポールはまだ成長しているのである。

「こんな人はもう出ない」と何度も何度も思った。もうこれから何世紀も、ひょっとしたら何十世紀も彼のような音楽家は出現しないだろう。それだけの人を僕たちは今目撃しているのである。71才…信じられない。ポールは相変わらず最高にチャーミングで、キュートで、かっこよかった。そんなバカな…。僕は何度も何度も自分の目を疑った。あり得ないはずの奇跡を僕は見ていた。肉体的な老いを超越した永遠のアイドルがそこにいた。少なくとも、ある瞬間には彼は間違いなく変貌していた。「彼は実際に若かった」のである。

感無量である。喉の奥から湧き上がるものを感じる。嗚咽が観衆の声にかき消される。まるで夢のような、魔法のような時が流れる…。

そしてすばらしかったのはただポールだけではない。すべてが驚くほどパワーアップしていた。まずはポール・マッカートニー・バンド。皆恐ろしいほどにうまかった。全員にプロの技と誇りと、そして「愛」を感じた。彼らが皆ポールを心底敬愛していることがジンジン伝わってきた。そして、だからこそ完璧なまでにポールをサポートしていた。今やあの全盛期ウイングスさえも超えるポールのキャリア史上最強のバンドになったと思う。今回の演奏については、僕は全く何も文句はない。完全に満足である。

そして照明(美しかった)、舞台演出、音響効果、巨大スクリーン、映像技術、『死ぬのは奴らだ』のドンパチなどなど…。最高のスタッフたちにより、地上最高のショーが作り上げられていた。ポールが世界最高のスタッフたちというのもなるほどうなづける。

さてポールの声の調子だが、この日僕は最高とまでは思わなかったが、高音は十分に出ていたと思う。若干しわがれて聞こえるところもあったが、全体としては気になるほどのレベルではなかった。

今回初めてドームでのスタンド席からの鑑賞だったが、一塁側の前のほうで思ったほど遠くもなく、上から見下ろす形となり身体も疲れず全体としてはとても快適だった。また周囲の人もマナーがよかったので、最後まで気持ち良く鑑賞できた。ステージからは遠くても巨大スクリーンでほとんどポールを映しっぱなしのため、全くストレスも感じなかった。スクリーンではポールの演奏の細部までもがよく見えた。また音もよかった。むしろアリーナ席は音が大きすぎるのではないかと少し心配したぐらいだ。撮影に関しては、やはり入場の際に荷物チェックがあるのでご注意を。ただしコンパクトデジカメなどはポケットなどに忍ばせておけば持ち込めるし、場内で撮影していても特に注意されることもなかった。ただし僕は公演中は撮らなかった、というか撮れなかった。ライヴに集中したかったからである。
stand.jpg

セットリストに関しては、少なくとも初日は何も変化はなかった。福岡で『アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア』に差し替えられた『ゲット・バック』は、この日再び『ゲット・バック』に戻っていた。つまり大阪の初日、2日目と全く同じセットリストである。また特別なハプニングも何もなかった。だた特別な事を期待するのは贅沢というものである。何も変わらなくとも完璧なステージだったのだから。

正直何曲かは僕の中でマンネリ化した曲もあったのは事実だが、ほとんどの曲を僕はとても楽しんだ。まず第一の驚きは、新曲のすばらしさである。僕の予想を遥かに超えて、新曲4曲はそのすべてが完全に成功していた。つまり超強力な過去の楽曲群の中に入っても、全く遜色がなかったのである。観客の反応も上々だったし、実際楽曲には圧倒的な力があった。これはライヴで実際に聴けばわかるだろう。この事実だけを考えてみても、『NEW』が名盤であることは明らかである。『エヴリバディ・アウト・ゼア』で『オオオォ』と叫ぶところでは髪の毛が逆立ち、鳥肌が立った(笑)。『セイヴ・アス』と『クイーニー・アイ』も観客が参加できる曲で楽しい。そして『ニュー』(曲)はまさしくニュー・マッカートニー・クラシックである。

最後に個人的に特に印象に残った曲を挙げておこう。
『アナザー・デイ』は完全にノーマークだった分、激しく感動した。サウンドが以前の演奏とは全く違ってオリジナルにかなり近い形に仕上がっており、曲のすばらしさを十二分に引き出していた。ポールのヴォーカルもとてもよかった。
『アンド・アイ・ラヴ・ハー』もビートルズのオリジナルに近い仕上がりで素直に感動できた。この曲を例に出すまでもなく、今回は多くの曲でバンドメンバーの演奏が一味も二味も違って感じられた。本当に演奏がすばらしかったのである。
『ミスター・カイト』と『ラヴリー・リタ』はほぼ完璧にサージェント・ペパーをコピーしていただけでなく、とてもステージ映えのする曲だと思った。歌いながらのポールのベースプレイもすばらしかった。
『ハイ・ハイ・ハイ』は完全にバンドの手の内に入っているかのような余裕しゃくしゃくの歌と演奏が印象に残った。最近のレパートリーだがこれはかなり強力だ。
『ゴールデン・スランバー~ジ・エンド』泣いた。

サー・ポール、二度とない貴重な時間をありがとう!あなたは最高です!

P.S. 宿泊は御茶ノ水インでした~。居酒屋併設、隣にセブンイレブン。コーヒー飲み放題。新聞タダ。チェックイン14時、チェックアウト12時。後楽園まで地下鉄で2駅(徒歩も可)。部屋は狭いが、清潔で料金も安く、ネットも使える。女性でも泊まりやすいでしょう。おススメです。

参考:
チケットぴあ ポール・マッカートニー日本公演2013
コンサート用オペラグラス
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ぴあ Special Issue ポール・マッカートニー 来日記念特別号
東京ドーム周辺のホテル
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