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ポール・マッカートニー:偉大なる50年の軌跡  その19『ポールのライブ活動』

祝!『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』のリマスター盤発売を記念して、今日はポールのライブ活動全般について考えてみたい。

ファンならば誰もが知るとおり、ポールは世界でも屈指のライブ・パフォーマーであり、ヴォーカリストである。彼のキャリア全般を見渡してみると、常にライブ活動が重要な位置を占めていること、そして何よりも彼自身が聴衆を前にしてのライブ演奏が好きで好きでしょうがないということがわかる。まさに天職、まさに生まれついてのエンターテイナー、人を楽しませることの天才、それがポール・マッカートニーという人なのである。

さて、それではポールは1962年のビートルズデビュー以来、これまでにいったい何回ぐらいのライブ演奏を行なったのであろうか?(これについては、なによりも僕自身が非常に興味があったのである)そこで、ビートルズについてはウィキペディアの英語版、そしてソロ時代はポールの公式サイトのデータを参考にして集計を試みた。そこからはじき出された数は1962年10月~2011年末までの約50年間で1025回という途方もない回数であった。

カウント方法:本特集記事は『ポール・マッカートニー:偉大なる50年の軌跡』と題されている通り、ビートルズの公式デビューからの約50年間を集計の対象としている。そのため、ビートルズデビュー前のライブ活動についてはあえて対象外としたが、ドイツのハンブルグ公演など、デビュー前のライブ活動を含めるとその数はさらに大きなものになることをここに付記しておく。また僕は今回ともかく大ざっぱな数が知りたかったので、回数についてはあまり細かく検証せずに集計を行なったことを合わせて報告しておきたい。ただ現時点では、正確な数については自信はないものの、50年間で約1000回という点についてはそれほど事実と大きく隔たってはいないだろうと考えている(しかしながら、もし数が大きく違っているということであれば今後ご教示いただけると幸いである)。

以下が年別のデータである(0回の年は除外している)。

ビートルズ 計442回
●1962年 2回
●1963年 238回
●1964年 130回
●1965年  49回
●1966年  22回
●1969年  1回(アップル屋上のルーフトップコンサート)

ソロ 計583回(2011年末まで)
●1972年 37回
Wings University Tour(11)
Wings Over Europe Tour(26)
●1973年 18回 UK Tour
●1975年 22回 Wings Over The World 
●1976年 43回 Wings Over The World 
●1979年 18回 
Wings UK Tour(17)
Concert For The People Of Kampuchea(1)
●1985年 1回 Live Aid 
●1986年 1回 Princes Trust All-Star Rock Concert 
●1989年 41回 The Paul McCartney World Tour 
●1990年 62回 The Paul McCartney World Tour 
●1991年 6回 Surprise Shows 
●1993年 81回 The New World Tour 
●1995年 2回
An Evening With Paul McCartney - Royal College Of Music Benefit(1)
Allen Ginsberg Live At The Royal Albert Hall(1)
●1997年 1回 Music For Montserrat 
●1999年 4回
Rock And Roll Hall Of Fame(1)
Here, There And Everywhere: A Concert For Linda(1)
PETA Party Of The Century(1)
Live At The Cavern(1)
●2001年 3回
The Concert For New York City(1)
The Nobel Peace Prize 100th Anniversary Concert(1)
Adopt-A-Minefield Benefit Galas(1)
●2002年 62回 
Super Bowl XXXVI Pregame Ceremonies(1)
Driving USA Tour(27) 
Party At The Palace(1)
Back In The U.S. Tour(23)
Driving Mexico Tour(3)
Driving Japan Tour(5)
A Concert For George(1)
Adopt-A-Minefield Benefit Galas(1)
●2003年 34回 
Back In The World Tour(33)
Adopt-A-Minefield Benefit Galas(1)
●2004年 16回 
Summer Tour(14)
18th Annual Bridge School Benefit Concert (1)
Adopt-A-Minefield Benefit Galas(1)
●2005年 40回 
NFL Super Bowl XXXIX Halftime Show(1)
Live 8(1)
Adopt-A-Minefield Benefit Galas(1)
US Tour(37) 
●2007年 6回 
Memory Almost Full Promo Shows(3)
iTunes Festival(1)
Live At The Olympia(1)
Electric Proms(1)
●2008年 4回
Liverpool Sound(1)
Independence Concert(1)
400th Anniversaire De Quebec(1)
Friendship First Concert(1)
●2009年 22回 
'Change Begins Within' David Lynch Foundation Benefit Concert(1)
Coachella Festival(1)
The Joint(1)
Halifax Common(1)
Summer Live '09 Tour(9)
Children In Need(1)
Good Evening Europe(8)
●2010年 35回
The Old Vic 192(1)
Harlem Apollo(1)
100 Club(1)
Live at the Apollo(1)
Live at the Academy(1)
Up And Coming(30) 
●2011年 24回 
Up And Coming(5)
On The Run(19)
※ここまでが50年

●2012年 21回
The Queen's Diamond Jubilee Concert(1)
Olympics Opening Ceremony(1)
On The Run(18)
12-12-12(1)

1年間で最も多くライブをこなしたのが、ビートルズデビュー直後の1963年でなんと238回。これは年間を通して、平均して月に20日ほどはどこかしらでライブを行なっていたという大変な数である。翌年の1964年もかなりペースは落ちたとはいえ130回で、3日間に1度はステージに立っていたという計算になる。この殺人的な公演スケジュールの中で楽曲を量産し、半年に1枚のペースでアルバムをリリースし、テレビ・ラジオに出演し、映画まで撮っていたというのだから、ビートルズがのちにライブ活動に嫌気がさしてしまったというのもなるほどと頷ける。

いっぽうソロとして1年間に最も多くライブを行なったのは1993年の81回。次が1990年と2002年の62回となり、1970年代のウイングス全盛期については回数的には意外と少なかったということがわかる。ウイングスがライブバンドとしてその頂点を極めたと思われる時期はおそらく1976年に43回行なわれた“Wings Over The World”ツアーで、特にこの年の5月~6月に行なわれた全米ツアーが今回再発売される『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』と『ロック・ショウ』制作のベースとなっている。ポールはこの時期のライブ音源すべてを約6週間かけて聴き直し、『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』の収録テイクを決定したと言われている。

上記データを例のごとく10年ごとに活動第1期~第5期に分けて集計すると以下のようになる。

第1期(1962年~1971年) 20代(20~29才)442回
第2期(1972年~1981年) 30代(30~39才)138回
第3期(1982年~1991年) 40代(40~49才)111回
第4期(1992年~2001年) 50代(50~59才) 91回
第5期(2002年~2011年) 60代(60~69才)243回

ビートルズを別にすれば、現在に一番近い60代の第5期がポールにとって最もライブ活動が盛んであったというのはなんとも驚くべき事実だ。また何度かライブの休止期間ともとれる時期があったにもかかわらず、10年間という括りで見てみれば、ポールが50年間に渡ってほぼコンスタントにライブ活動を続けてきたことがこの表から見て取れるのは実に興味深い。

そして現在は第6期(2012年~)に入っており、ポールは2012年は21回のライブを行なった。そして2013年の今年はすでに18回のコンサートが予定されている(4月18日現在)。ありがたいことに、どうやらポールはまだまだ活動のペースを緩めるつもりはなさそうである。

(個人的な思い出)
思い起こせばジョンが亡くなった1980年当時、僕たちファンはポールが2度とステージに立つことはないだろうと本気で考えていた。実際にはステージはおろか、ポールが公の場所に姿を現わすことさえほとんどなくなってしまっていたというのが当時の状況だった。それほどあの事件の衝撃は大きかったのである。前述のリストを見ても、ポールは1985年にライブ・エイドで1回、続く1986年のプリンス・トラストで1回ステージに立っただけである。しかしそれでも、ポールが本格的にツアーに復帰するとは当時の僕には考えられなかった。この点に関して僕はとてもとても悲観的だった。だから、それからさらに3年後の1989年にポールがワールドツアーを再開し、翌年の1990年に日本公演が発表されたときの驚きようといったらなかった。もう本当に飛びあがるほど喜んだものである(あまりに嬉しかったものだから、僕はこのときからポールのスクラップブックを作り始め、それはその後数年間続いた)。
僕は1990年の日本公演で計5回東京ドームでポールを観た。ガラにもなくホテル・オークラの前で追っかけもやった。それは「もう次はないかもしれないから後悔したくない」という内側からの叫び声があったからである。それゆえ、生でポールのコンサートを観るという僕の大いなる夢は、実はこのときの公演で完全燃焼してしまっている。僕は燃え尽きてしまったのだった。そして同時に「ポールのコンサートを絶対にライブで見たい」という強迫観念からも解放された。あれからさらに20年以上が経過し、ポールが今もって当たり前のようにライブ活動を続けているというのは皮肉といえば皮肉である(笑)。しかしファンにとってこれほど嬉しく、有難いことはない。当たり前の継続こそが本当の奇跡なのだ。そしてポールは本当に奇跡の人だ。

参考:
『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』
日本盤:
ウイングス・オーヴァー・アメリカ 【スーパー・デラックス・エディション】(3CD+1DVD) 5月29日発売予定
ウイングス・オーヴァー・アメリカ 【通常盤】(2CD) 6月4日発売予定
海外盤:
Wings Over America 【デラックス・エディション】(3CD+1DVD) 5月27日発売予定 ※価格に注意
Wings Over America 【通常盤】(2CD) 5月27日発売予定
Wings Over America 【アナログ】(LP3枚組)  5月27日発売予定

『ロック・ショウ』
ロックショウ [Blu-ray+Tシャツ]初回数量限定生産盤  5月29日発売予定
ロックショウ [Blu-ray] 5月29日発売予定
ロックショウ [DVD+Tシャツ]初回数量限定生産盤  5月29日発売予定
ロックショウ [DVD]  5月29日発売予定


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