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ポールとリンゴの共演映像

以下でポールとリンゴの記念すべき共演映像が見れる。いつまで見れるかはわからないので、ぜひとも一度はチェックしていただきたい。

http://www.youtube.com/watch?v=lhZ2iaRvCjc

2009年4月4日、今からちょうど4年前ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールにおいて“Change Begins Within(変化は内側から起こる)”と題されたチャリティ・コンサートが行なわれた。これは映画監督のデヴィッド・リンチが設立した超越瞑想(TM)を世界に広めるための基金への寄付を募る活動の一環として行なわれたものである。

超越瞑想といえば、ビートルズ4人が60年代後半にインドへと渡り、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギに直接指導を受けたということでも有名な瞑想法である。ビートルズファンであればきっと一度ならず耳にしたことがあるに違いない。だが、僕は正直ポールとリンゴが現在も尚この瞑想法の意義を認め、今回のように直接的支援を行なっていることにある意味衝撃を覚えた。というのも、当時のビートルズの行動は多分にジョージの影響を受けた衝動的なもので、その後のポールやリンゴの活動などから判断してもけっして永続的なものにはならなかったと考えていたからである。またジョンの『セクシー・セディ』という曲に象徴されるように、少なくともジョージを除くビートルズ3人は大なり小なりマハリシに対してイカサマ師的なものを感じとっており、ゆえにインド滞在は結果的にスピリチュアルな色合いを帯びたバカンス以上のものではなかった、とも思われた。(以上はあくまでも個人的な感想であり、ビートルズ4人がそれぞれどのようなスタンスで超越瞑想に向かい合っていたのかは推測の域を出ない)だが今回のチャリティ参加を見るかぎり、ポールとリンゴがマハリシと超越瞑想について否定的な感情を持っていないことだけはたしかであろう。

あるいはひょっとしたら、そこにはジョージの意志を2人が受け継ごうという、友情的な要素も存在しているのかもしれない。

ともかくその理由がなんであれ、ポールとリンゴがステージ上で共演するというのはファンにとっては嬉しいことである。特に今回のように特別な共演となれば…。しかもこの日のポールはいつになく調子がよかった。時間は40分弱とやや短かかったが2000年代ではおそらく屈指の名演といっていいだろう。セットリストは以下の通り。

ドライヴ・マイ・カー
ジェット
ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
レット・イット・ビー
ヒア・トゥデイ
バンド・オン・ザ・ラン
ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
コスミカリー・コンシャス
アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア

ライヴ全体の出来もさることながら、やはり一番のハイライトはポールとリンゴの共演部分、特に『ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ』、これは圧巻である。まさにビートルズのミニ再結成といっていい。ポールとリンゴが肩を寄せ合い仲良く一つのマイクを分け合って歌う姿はそれだけで涙ものだが、なんといってもリンゴのヴォーカルがすばらしい。それはまるで『サージェント・ペパーズ』のレコードを聴いているかのような錯覚さえ覚えるほど若々しく、時の流れを感じさせないまさしく“あのリンゴの声”である。僕は「リンゴってやっぱりすごい!」と心から感動せざるをえなかった。そして、そこにホンモノのポールの声がかぶさっているのだから、もうこれは一つの夢がかなったようなものである。そしていつになくポールのベースが歌っている…。僕たちファンの見果てぬ夢を叶え続けてくれるポールにはただひたすら感謝するしかない。

その後リンゴはポールの後ろでドラムを叩きさらに共演は続く。ポールがインド滞在中に作ったという『コスミカリー・コンシャス』。これはライブで意外に盛り上がる曲だ。そしてラストは定番『アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア』で締めくくった。リンゴがいるときポールは輝き、ポールがいるときリンゴはその存在感を増す。やはりビートルズは最高なのだ。


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