ビートルズ・リマスター日記 - 36 ビートルズ・リマスター・アナログ盤のリリースが決定
なんとも複雑な気分にさせられるリリースが続くものだ。ビートルズ・リマスターのアナログ盤リリースが決定した。日本盤発売日は11月14日(ブックレット翻訳、日本語解説、歌詞&対訳以外は輸入盤と同じ)。
リリースの詳しい内容についてはEMIミュージック・ジャパン(http://www.emimusic.jp/beatles/special/2012_analog.htm)のページを参照いただくとして、僕があきれてしばらく物も言えなくなってしまったのはその価格である。文字通り指をくわえて見ているしかない状態(笑)。
ボックス・セット 定価59,800円。
セットだけではなく分売もされる。
LPは1枚定価3,800円(2枚組4,800円)。
アマゾンでは今のところセット、LP単体共に1円の値引きもされていない。またボックス・セットは世界で50,000セット限定だそうである。たしかCDのときも限定とか言っておきながら、後日格安でアンコールプレスとかやってたけど…。ま、アナログプレーヤーすら持たない僕にとっては、今回のリリースは仮に購入したところで宝の持ち腐れにしかならないわけだが、この価格がいわゆるアナログ派諸氏にも容認されうるものなのかは大いに疑問の残るところである。僕は現在のアナログLP市場価格の相場というものを全く知らないので大きな事は言えないのだが、一般庶民的な感覚から言わせてもらうならこの価格は異常という他はない。まさに高嶺の花。「金のない奴は指でもしゃぶってろ」「イヤなら買わなきゃいいじゃん」とでもいうような突き放されたような感覚さえをも味わってしまうのである(貧乏人のヒガミか…)。

参考までに現在の「CDの」ボックス・セットの価格は以下の通りである。
ステレオ・ボックス・セット日本盤(CD) 定価35,800円。アマゾン31,941円。
ステレオ・ボックス・セットUS盤(CD) 定価不明。アマゾン16,675円。
特別アナログにこだわるというのでなければ、今やUS盤の16,675円という価格は最高にコスト・パフォーマンスが高い商品といえるだろう。なんせ今回のアナログ・ボックス・セットと比較すると、これを3セット買ってもまだ1万円もおつりが来てしまうのだから。高い日本盤でさえ約2セット買える計算になる。そして、もっと重要なことはアナログであろうとデジタルであろうと、それは『同じビートルズの音楽』に変わりないということである。あまり目先にこだわりすぎると大切なものを見落とすはめになる。ゆえに「音楽は絶対にアナログしか聴かない」という人々を除いて、当ブログではこの商品の購入はおすすめしない。というより、ファンはこんな法外な値段で次々と高い商品を買わされてはイカンと思うのである。特に日本のレコード会社は消費者の足元を見る傾向があるのでなおさらのことだ。
例を挙げよう。アメリカのアマゾンで同じボックス・セットの価格は399.99ドル。1ドル80円としても約32,000円。イギリスでは299.99ポンドだから1ポンド125円として約37,500円。では日本盤の59,800円という価格はいったいどこからくるのか?ということになるのである。あとは各自お考えいただきたい。というわけで、僕は見るだけで終了~(笑)。
参考:
アナログ・ボックス・セット日本盤(LP)
ステレオ・ボックス・セット日本盤(CD)
ステレオ・ボックス・セットUS盤(CD)
リリースの詳しい内容についてはEMIミュージック・ジャパン(http://www.emimusic.jp/beatles/special/2012_analog.htm)のページを参照いただくとして、僕があきれてしばらく物も言えなくなってしまったのはその価格である。文字通り指をくわえて見ているしかない状態(笑)。
ボックス・セット 定価59,800円。
セットだけではなく分売もされる。
LPは1枚定価3,800円(2枚組4,800円)。
アマゾンでは今のところセット、LP単体共に1円の値引きもされていない。またボックス・セットは世界で50,000セット限定だそうである。たしかCDのときも限定とか言っておきながら、後日格安でアンコールプレスとかやってたけど…。ま、アナログプレーヤーすら持たない僕にとっては、今回のリリースは仮に購入したところで宝の持ち腐れにしかならないわけだが、この価格がいわゆるアナログ派諸氏にも容認されうるものなのかは大いに疑問の残るところである。僕は現在のアナログLP市場価格の相場というものを全く知らないので大きな事は言えないのだが、一般庶民的な感覚から言わせてもらうならこの価格は異常という他はない。まさに高嶺の花。「金のない奴は指でもしゃぶってろ」「イヤなら買わなきゃいいじゃん」とでもいうような突き放されたような感覚さえをも味わってしまうのである(貧乏人のヒガミか…)。

参考までに現在の「CDの」ボックス・セットの価格は以下の通りである。
ステレオ・ボックス・セット日本盤(CD) 定価35,800円。アマゾン31,941円。
ステレオ・ボックス・セットUS盤(CD) 定価不明。アマゾン16,675円。
特別アナログにこだわるというのでなければ、今やUS盤の16,675円という価格は最高にコスト・パフォーマンスが高い商品といえるだろう。なんせ今回のアナログ・ボックス・セットと比較すると、これを3セット買ってもまだ1万円もおつりが来てしまうのだから。高い日本盤でさえ約2セット買える計算になる。そして、もっと重要なことはアナログであろうとデジタルであろうと、それは『同じビートルズの音楽』に変わりないということである。あまり目先にこだわりすぎると大切なものを見落とすはめになる。ゆえに「音楽は絶対にアナログしか聴かない」という人々を除いて、当ブログではこの商品の購入はおすすめしない。というより、ファンはこんな法外な値段で次々と高い商品を買わされてはイカンと思うのである。特に日本のレコード会社は消費者の足元を見る傾向があるのでなおさらのことだ。
例を挙げよう。アメリカのアマゾンで同じボックス・セットの価格は399.99ドル。1ドル80円としても約32,000円。イギリスでは299.99ポンドだから1ポンド125円として約37,500円。では日本盤の59,800円という価格はいったいどこからくるのか?ということになるのである。あとは各自お考えいただきたい。というわけで、僕は見るだけで終了~(笑)。
参考:
アナログ・ボックス・セット日本盤(LP)
ステレオ・ボックス・セット日本盤(CD)
ステレオ・ボックス・セットUS盤(CD)
- 関連記事
-
- ビートルズ・リマスター日記 - 5 ついにコンポを買い替え
- ビートルズ・リマスター日記 - 36 ビートルズ・リマスター・アナログ盤のリリースが決定
- ビートルズ・リマスター日記 - 14 年甲斐もなく並べてしまいました
- 『アビイ・ロード』50周年記念のボーナストラック(3)
- 21世紀のビートルズ ジャイルズに全権を与えよ!
2012-10-01 │ ビートルズ・リマスター日記 │ Edit