写真で見るポール・マッカートニー 第3回
ポールの数あるライヴ・パフォーマンスの中でも、未だにファンの間で最強、最高と語り草になっているのが1976年のウイングス北米ツアーであり、そのコンサートの模様を当時としては比較的珍しい劇場用映画として発表したのが映画『ロックショー(Rock Show)』である。以下はこの映画が日本で公開された1981年7月当時の蔵出し資料となる。
まず1枚目の写真は新聞広告からの切り抜きである。紙の色もすっかり黄ばんでいて、時の流れを感じさせる。当時僕は大阪に住んでいたのだが、上映館は大阪・京都で限定5館のみの上映だったことが見て取れる。僕がこの映画を観たのは、おそらく今はなくなってしまった大阪のOS劇場というところで、地元ではシネラマ方式の巨大スクリーンが有名な人気劇場であった。『スター・ウォーズ』などのヒット作もロードショー上映していたこの劇場がなぜこの『ロックショー』の上映を決めたのかは全くもって不明である。関係者に熱烈なファンでもいたのか?(笑)。が、ともかく僕はこの大きな劇場の巨大スクリーンで、観客も比較的まばらな中、まるで王様にでもなったような気分でこの映画を心ゆくまで堪能したのだった。あれこそまさに至福の瞬間だった。※実際に行ったのは一番下に記載のある「サマーナイトライブ」だったようだ。僕はこの映画をオールナイトで4回観て、早朝電車で帰宅したのである。

2枚目の写真は、おそらく雑誌からの特集記事である。ポールから日本のファンに向けてのメッセージが、自筆のサインと自画像?と共に掲載されている。これはこの映画の前年に、大麻事件でウイングスの日本公演が幻に終わったことに対する日本のファンに対する特別な配慮だったのだと思う。記憶が定かではないのだが、この自画像とおぼしき人物のシャツに書かれている「22」という番号は、日本の留置所でポールに与えられた番号だったとか…。ただし記憶に自信はないのであしからず。メッセージの内容自体は割と普通なので割愛する。

3枚目の写真は実際の前売り映画チケットの半券である。我ながらこんなものまでよく取っておいたものだと思う(笑)。こちらのチケットにも例の自画像が印刷されているのが面白い。

4枚目と5枚目はいわゆる映画チラシの表裏である。劇場が自由席、入れ替えなしというのも時代を感じさせる。


最後にこの映画が未だにDVD化されていないのはとても残念である。おそらくアーカイヴ・コレクションのプロジェクトの一つに入っているのではないかと個人的には想像しているのだが、とにかく生きている間に復刻、デジタル画像処理がされ、再び日の目を見ることを期待したい。
参考:ロック・ショウ [VHS]
まず1枚目の写真は新聞広告からの切り抜きである。紙の色もすっかり黄ばんでいて、時の流れを感じさせる。当時僕は大阪に住んでいたのだが、上映館は大阪・京都で限定5館のみの上映だったことが見て取れる。僕がこの映画を観たのは、おそらく今はなくなってしまった大阪のOS劇場というところで、地元ではシネラマ方式の巨大スクリーンが有名な人気劇場であった。『スター・ウォーズ』などのヒット作もロードショー上映していたこの劇場がなぜこの『ロックショー』の上映を決めたのかは全くもって不明である。関係者に熱烈なファンでもいたのか?(笑)。が、ともかく僕はこの大きな劇場の巨大スクリーンで、観客も比較的まばらな中、まるで王様にでもなったような気分でこの映画を心ゆくまで堪能したのだった。あれこそまさに至福の瞬間だった。※実際に行ったのは一番下に記載のある「サマーナイトライブ」だったようだ。僕はこの映画をオールナイトで4回観て、早朝電車で帰宅したのである。

2枚目の写真は、おそらく雑誌からの特集記事である。ポールから日本のファンに向けてのメッセージが、自筆のサインと自画像?と共に掲載されている。これはこの映画の前年に、大麻事件でウイングスの日本公演が幻に終わったことに対する日本のファンに対する特別な配慮だったのだと思う。記憶が定かではないのだが、この自画像とおぼしき人物のシャツに書かれている「22」という番号は、日本の留置所でポールに与えられた番号だったとか…。ただし記憶に自信はないのであしからず。メッセージの内容自体は割と普通なので割愛する。

3枚目の写真は実際の前売り映画チケットの半券である。我ながらこんなものまでよく取っておいたものだと思う(笑)。こちらのチケットにも例の自画像が印刷されているのが面白い。

4枚目と5枚目はいわゆる映画チラシの表裏である。劇場が自由席、入れ替えなしというのも時代を感じさせる。


最後にこの映画が未だにDVD化されていないのはとても残念である。おそらくアーカイヴ・コレクションのプロジェクトの一つに入っているのではないかと個人的には想像しているのだが、とにかく生きている間に復刻、デジタル画像処理がされ、再び日の目を見ることを期待したい。
参考:ロック・ショウ [VHS]
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2011-10-31 │ 写真で見るポール・マッカートニー │ Edit