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僕の好きな曲:『デヴィルズ・レイディオ(Devil's Radio)』&『ディス・イズ・ラヴ(This Is Love)』 by ジョージ・ハリスン - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ・・・プラス!PLUS!+!

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僕の好きな曲:『デヴィルズ・レイディオ(Devil's Radio)』&『ディス・イズ・ラヴ(This Is Love)』 by ジョージ・ハリスン

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今日はジョージの名作アルバム『クラウド・ナイン(Cloud Nine)』の中で、僕が特別好きな2曲を取り上げてみたい。

この2曲に共通しているもの、それは底抜けの「明るさ」である。そして、それはビートルズ時代から長年ジョージの楽曲に親しんできた僕らのようなオールド・ファンにしてみればいかにも“らしくない”と言えるものであった。ジョージといえば、やはりどこかしら影のある暗めの作品、哲学的で内省的な作品、じわりといつの間にか心の奥に染み込んでくるような作品などが特徴であり、彼独特の持ち味でもあった。そして、その傾向はビートルズからソロ初期の作品については特に顕著であったと思う。

だが、彼の音楽はアルバム『慈愛の輝き(George Harrison)』あたりから少しずつ変化を見せ始める。それはシングルカットもされた『ブロウ・アウェイ(Blow Away)』に代表されるような、それまでのジョージ・ハリスンにはなかった明るく、ポップな音楽性の出現である。その変身ぶりに僕はとても爽やかな感動を覚えたのを昨日の事のように覚えている。今思えば、彼も苦しみながら長い時を経てようやくビートルズという呪縛から自らを解き放ち、純粋に音楽と人生を楽しめるようになり始めていたのではないだろうか…。

ともかく、超のつくポールファンの僕に言わせれば、ジョージは『慈愛の輝き』を境にして、ポールも真っ青になるような軽快なポップソングをいとも易々と書き始めたのであった。そういう意味では、それまでジョージの作品にはあまり興味がなかったこの僕が、彼のソロ作品を真剣に聴き始めたのも当然といえば当然であったといえる。

ただ残念なことに、名作『慈愛の輝き』以降、ジョージはちょっとしたスランプに陥ってしまう。『想いは果てなく~母なるイングランド(Somewhere In England)』と『ゴーン・トロッポ(Gone Troppo)』はセールス的にも全く振るわなかったが、共に中途半端な出来に終わったというのが僕個人の評価でもある。

ジョージは終わってしまったのか…。彼はもうこのまま引退してしまうのか…。そんな思いを抱いていた矢先、ジョージはまたしてもファンを、そして世間をアッと驚かせる。ジェフ・リンの強力なサポートのもと、1987年に彼は『クラウド・ナイン』という名作を引っさげてあまりにも見事にカムバックを果たしたのだった。アルバムはミリオンセラーとなり、シングル『セット・オン・ユー(Got My Mind Set on You)』はなんとビートルズのメンバーで最後の全米No.1ヒットを記録した(その記録は今も破られていない)。

そして、もちろんこの僕もこのアルバムが大好きである。中でも『デヴィルズ・レイディオ』と『ディス・イズ・ラヴ』で見せる底抜けに明るいジョージが特別大好きなのだ。

『デヴィルズ・レイディオ』はまるで初期のビートルズを聴いているかのような懐かしい気分にさせてくれる曲。“♪Gossip, Gossip♪”のフレーズはそれだけで楽しいし、「ジョージ、よくぞやってくれました」という気分にさせてくれる。最高のポップチューンである。

『ディス・イズ・ラヴ』はこれまたストレートすぎるラヴ・ソングだが、ジョージの優しい歌声と甘いメロディーに僕は毎回酔いしれてしまう。ジョージの本質が垣間見える曲である。なぜこの曲が売れなかったのか?僕は不思議でならないが、人々は幸せなラヴソングよりも悲劇的なラヴソングを好む傾向がある、というのは理由の一つにはなるかもしれない。

これら2曲を含め、ジョージのソロ作品の中には、ポールびいきの僕でさえも思わず唸ってしまうようなすばらしいポップソングがいくつも隠されている。おそらく僕は死ぬまでポール信者であり続けるだろうが、ジョージ・ハリスンという天才はもっともっと認められ、再評価されるべきであると思う。僕ももうすぐ50に手が届くような年齢なって、ようやく彼のすごさがわかるようになってきた(遅い?)。彼の天才ぶりについてはまた時を改めて検証を加えてゆきたいと思う。

参考:
クラウド・ナイン
慈愛の輝き


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