ようこそポール・マッカートニーのミュージックワールドへ!

長年のファンはポールの全キャリアを振り返る意味で、そして新しいファンは巨大なアーカイヴ・コレクションの予習を兼ねて“MPL Music Publishing”のページを訪れると楽しいと思う(http://www.mplcommunications.com/search.php)。
このページで“Artist”の欄に“Paul McCartney”と入力して“Begin Search”を押すと、これまで公式に発売された曲で、ポールの名前がクレジットされたほとんどの曲を聴くことができる(最初は全曲かと思ったのだが、抜けている曲もチラホラあるようだ)。しかし、これはすごい。音質はCD並というわけにはいかないし正直音圧も曲によってバラバラなのだが、ちゃんとステレオになっているし、なにより曲を最初から最後まで聴けるのがいい。無料でここまでやってしまうポール・マッカートニーという人はやはりタダ者ではない。
このページのおかげで僕自身これまで一度も聴いたことがない宝物を何曲か掘り当てて、とても気分よくこの記事を書いているのである。いやあ感動、感動!おかげで過去ポールファンを少しサボっていた時期に聴き逃していたいくつかの曲を確認することができたのだから嬉しくてたまらない。また同時に一般に知られていない曲の中で、いかにいい曲が埋もれているのかも再確認したのであった。
個人的に一番感動したのは“Same Love”という曲で、これは“Beautiful Night”のシングル(しかもポールはこのシングルを2フォーマットで発売している)のB面として発売されたらしいのだが、僕はこれまでに一度も聴いたことがなかった。しかし、初めて聴いた瞬間に自分の中ではまちがいなくポールのベストバラードの1曲に入ると直感した。こんないい曲をアルバムに入れないでひっそりとシングルのみで発売するなんて本当にポールは憎いことをするものだ。
この曲以外にも個人的にはいろいろと発見があったのだが、あとは読者の皆さんが個々に宝探しを楽しんでいただければと思う。くれぐれもハマりすぎにはご注意を!(笑)
P.S. ちなみに一番新しいポールの曲はバディ・ホリーの超有名曲のカバー“It's So Easy”である。未だ衰えぬロックスピリットを強く感じさせるなかなかの仕上がりだと思う。
日本盤リマスターまとめ:
『マッカートニー』スーパー・デラックス・エディション
『マッカートニー』デラックス・エディション
『マッカートニーⅡ』スーパー・デラックス・エディション
『マッカートニーⅡ』デラックス・エディション
US盤リマスターまとめ:
『マッカートニー』デラックス・エディション
『マッカートニー』スペシャル・エディション
『マッカートニー』アナログ盤
『マッカートニーⅡ』デラックス・エディション
『マッカートニーⅡ』スペシャル・エディション
『マッカートニーⅡ』アナログ盤