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ポールの名演:“Taxman(タックスマン)”

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ビートルズ時代におけるポールの演奏といえば、それこそ後世に語り継がれる名演の宝庫と言っても過言ではないが、この曲『タックスマン』でのそれはまさに名演中の名演と呼ぶにふさわしい。

なぜこの曲のポールの演奏がそれほどまでにすばらしいのか。それは彼がこの曲で実にベースとリードギターの両方のパートを担当しており、しかもそのどちらもが創造力とオリジナリティに溢れた伝説的な名演となっているからだ。まさにスーパープレイ!1966年という未だロックの黎明期ともいえる時代に、これだけ密度の濃い演奏を世に送り出したポールのアイディア、そしてテクニックの凄さは、とても言葉では語り尽くせないものがある。本当に理解してもらうには、とにかく実際に曲を聴いてもらうしかないだろう。

ジョージには悪いが、完全にポールの演奏が曲を食ってしまっている…。おっと、それではいくらなんでもジョージに失礼というものだろう。しかし、笑われるかもしれないが、僕が本当の意味でこの曲の演奏のすばらしさに気付いたのは30才をとうに過ぎた頃で、それ以前にはなぜこの曲が名作『リボルバー』のオープニング曲に選ばれ、世間一般の評価が一様に高いのかが全くわからずにいたものである。ま、決して悪い曲ではないが、かといって特別すごい曲でもない、といったところが僕個人の評価であったのだ。ビートルズ、ポールの曲は年を重ねるごとに様々な気付き、発見が起こることが醍醐味の一つでもある。

(気味の悪い)「ワン・ツー・スリー・フォー」のカウント、そしてなんとなんと咳払いが入ってくるという驚くべきアイディアのイントロ。そして、「なんじゃこりゃ?」と思う間もなくいきなり飛び込んでくる重量感たっぷりのベース音。それは楽器を弾いているというよりは、まるでベースの弦をぶっ叩いているかのようでもある。まずこのポールのベースが曲を最初から最後まで完全に支配してしまう。非常に極端な言い方をすると、ベースがメインヴォーカルの役割を果たし、ジョージのヴォーカルはコーラスみたいにさえ聴こえてしまうほどだ。この曲でポールが奏でるベースの演奏は何十回、何百回聴いても決して飽きることがないから不思議である。実際何度聴いてもすばらしく、耳は必ずベースラインを追いかけてしまうはめになる。

普通ならば、このベースだけでも永遠に語り継がれる名演なのである。しかし、あの印象的なリードギターをもポールが操っていたのだと初めて知ったとき、僕はなんともいえない気分に襲われたものである。そう、神様は不公平だと(笑)。かつてジョージの日本公演で、あのギターの神様クラプトンが弾いた『タックスマン』のリードギターでさえも、オリジナルのすばらしさには遠く及ばないと僕は思ったものだ。おそらくポール自身でさえもが、あの名演を再現するのは至難の業なのではないだろうか。それくらい、ビートルズのスタジオ録音にはえも知れぬ神秘が宿っている。

リマスター版『リボルバー』での『タックスマン』はこれまで以上に音の輪郭が鮮明になり、このポールの名演がより深く堪能できるようになったと思う。作曲者であり、ギタリストでもあったジョージ自身が認めたポールのすばらしい演奏。その輝きは発売から44年を経た現在も全く色褪せていない。

参考:
リボルバー
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