2才の息子が・・・
先日、妻がうちの息子(2才半)を連れて友人の女性宅に遊びに行ったときのことである。その友人のご主人がマイケル・ジャクソンのファンだということで、音楽談義に花が咲いたらしいのだが、ふとその友人の女性が冗談半分でうちのチビ君にこう尋ねたらしい。「○○クンのパパは音楽なにが好きなの?」すると息子はすかさずこう答えた。「びーとるず!」
「ええっ、なんで知ってんの?」その話を聞いたとき、僕は笑うよりも先に困惑してしまった。というのも、僕は家族が家にいるときには、ほとんどビートルズやポールの曲を聴かないからだ。聴いたとしても、かなり音量を控えめにするか、ヘッドホンで聴くのが普通なのである。もちろん自分の子供を幼少の頃からビートルズの音楽で洗脳しようなどという気もさらさらない。というのも、僕は親の押しつけではなく、自分から進んでビートルズを聴くようになってほしいからだ。それに最初からすべてを与えてしまったら、自分が若い頃に経験したようにアルバムを1枚1枚ドキドキしながら発見する喜びも彼から奪ってしまうことになるだろう。だから、僕は家にいるときはあまりビートルズの話はしないのである。
だが幼い彼はちゃんと知っていたのだ。どうやら2才だからと甘く見ていた僕の負けだったようだ。ちなみに彼は“This Is It”のポスターを見て、それがマイケル・ジャクソンだということも知っている。他にも彼にはいろいろと驚かされることが多いのだが、最近のびっくりは突然“♪伊代はまだ16だ~から~♪”と完璧に歌ったことである。このときばかりは嫁と顔を見合わせて何も言えなかった…。背筋がゾーっとしたものだ。だが、あとでよく考えると、最近この曲がCMで使われているらしいことがわかった。しかし、である。このCMでは新垣結衣ちゃんが“結衣は朝、十六茶から~”と替え歌で歌っているのだそうだ。だが、彼はまちがいなく“♪伊代はまだ16だ~から~♪”と言ったように聞こえたのである。うちの子っていったい…。以上、親バカ話にお付き合いくださりありがとうございました~。
追記:それにしても、ジョンの息子ショーンが「パパはビートルズだったの?」と尋ねたのが5才の頃と言われている。生まれてから5年間も子供に自分がビートルズのメンバーだったと気づかせなかったとは…。改めてジョン・レノンという人は(そしてヨーコさんも)、極めて正常な感覚を持っていた人だったのだなと思う。こんな簡単なエピソードの中にジョンの本質が見事に表わされている。つまり彼は自分がビートルズの一員であったことをほんのこれっぽっちも鼻にかけてなどいなかったのだ。普通の親なら聞かれもしないのに自分から「パパはビートルズだったんだぞ」などと自慢するのがオチであろう。
「ええっ、なんで知ってんの?」その話を聞いたとき、僕は笑うよりも先に困惑してしまった。というのも、僕は家族が家にいるときには、ほとんどビートルズやポールの曲を聴かないからだ。聴いたとしても、かなり音量を控えめにするか、ヘッドホンで聴くのが普通なのである。もちろん自分の子供を幼少の頃からビートルズの音楽で洗脳しようなどという気もさらさらない。というのも、僕は親の押しつけではなく、自分から進んでビートルズを聴くようになってほしいからだ。それに最初からすべてを与えてしまったら、自分が若い頃に経験したようにアルバムを1枚1枚ドキドキしながら発見する喜びも彼から奪ってしまうことになるだろう。だから、僕は家にいるときはあまりビートルズの話はしないのである。
だが幼い彼はちゃんと知っていたのだ。どうやら2才だからと甘く見ていた僕の負けだったようだ。ちなみに彼は“This Is It”のポスターを見て、それがマイケル・ジャクソンだということも知っている。他にも彼にはいろいろと驚かされることが多いのだが、最近のびっくりは突然“♪伊代はまだ16だ~から~♪”と完璧に歌ったことである。このときばかりは嫁と顔を見合わせて何も言えなかった…。背筋がゾーっとしたものだ。だが、あとでよく考えると、最近この曲がCMで使われているらしいことがわかった。しかし、である。このCMでは新垣結衣ちゃんが“結衣は朝、十六茶から~”と替え歌で歌っているのだそうだ。だが、彼はまちがいなく“♪伊代はまだ16だ~から~♪”と言ったように聞こえたのである。うちの子っていったい…。以上、親バカ話にお付き合いくださりありがとうございました~。
追記:それにしても、ジョンの息子ショーンが「パパはビートルズだったの?」と尋ねたのが5才の頃と言われている。生まれてから5年間も子供に自分がビートルズのメンバーだったと気づかせなかったとは…。改めてジョン・レノンという人は(そしてヨーコさんも)、極めて正常な感覚を持っていた人だったのだなと思う。こんな簡単なエピソードの中にジョンの本質が見事に表わされている。つまり彼は自分がビートルズの一員であったことをほんのこれっぽっちも鼻にかけてなどいなかったのだ。普通の親なら聞かれもしないのに自分から「パパはビートルズだったんだぞ」などと自慢するのがオチであろう。
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