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ポールの曲 “Venus and Mars/Rock Show(ヴィーナス・アンド・マース/ロック・ショー)”

ポールが最新ツアーでなんと30数年ぶりにこの曲をステージで演奏し、ファンの間では大変な反響を呼んでいる。だが残念なことに、今のところ演奏されているのは「ロック・ショー」の部分が大幅にカットされたショート・ヴァージョンのみとなっているようだ。そういえば、ベスト盤の“Wingspan(ウイングスパン)”に収録されていたのもシングル用の短いヴァージョンだった。

しかし、誰がなんといおうとこの曲のベスト・ヴァージョンはオリジナル・アルバムの冒頭に収録されたロング・ヴァージョンなのである。たしかに「ヴィーナス・アンド・マース」と「ロック・ショー」のロング・ヴァージョンは2曲を合計すると7分近くの大作にはなる。だが、この曲はメドレーとしてはポールのソロ史上最高にして最強の作品であり、2つの異なる曲の組み合わせを考えたときに、ある意味ビートルズさえも超えた重要な作品だと僕は思っている。本当に曲がよい時、その長さなどは全く問題にならないものだ。

「スポーツ・アリーナのスタンドに座り、ショーの始まりを待つ…」

「ヴィーナス・アンド・マース」が静かにロック・コンサートの始まりを告げる。なんとシンプルで、そして美しいオープニングであろうか。もう少しこのまま聴いていたい…。しかし、そんな思いを断ち切るかのように曲はあっさりと終わってしまう。観客はロックショーを待ちわびているのだ。そして、最高にゴキゲンなロック・ナンバーで世界最高のマッカートニーライブが幕を開ける!

ロック・コンサートのオープニングにいったいこれ以上の曲が考えられるだろうか?ポールにはぜひライブでこのメドレーのフルバージョンを演奏してもらいたいものだ。ただ僕の言うフルバージョンとは、ウイングス時代をも超えた完全なフルバージョンのことである。「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」に収録されているライブ・ヴァージョンでは、その次の曲「ジェット」へのリンクゆえに「ロック・ショー」の最後部分が割愛されているからだ。そう、もうお分かりですね。オリジナルの「ロック・ショー」では、曲が終わったと思いきや、再びピアノが割り込んできてその後約1分間ほどアドリブ的な演奏が続く。そして、僕はその部分こそがとてもとても好きなのだ。まさにマッカートニーここにあり。こういった曲のオカズ的な遊びパフォーマンスをやらせたらポールは天下一品なのである。僕などは、最後のその部分を聴きたいがために長い曲をがまんして聴いている、とさえいえる(ちょっと言い過ぎか?)。ライブでこの部分をやれば本当にカッコイイのになと思う。

しかし「ヴィーナス・アンド・マース」というアルバムは、その音がちょっと派手すぎる嫌いはあるものの、左右のスピーカーから洪水のように溢れ出す楽器のダイレクトな音が時として非常に心地よい、やはり最高にすばらしいアルバムだと思う。そのサウンドはたくさんのアイディアに溢れていて発売から35年を経ても全く古さを感じさせないし、天才ポール・マッカートニーがこれから全米を再び制覇するのだというノリノリの「勢い」を感じさせる作品でもある。そして、その勢いを最も端的に象徴しているのが、この「ヴィーナス・アンド・マース~ロック・ショー」のメドレーなのである。


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