筒美京平さん
世界的にみれば我らがポール・マッカートニーは現代のポピュラー音楽界において史上最も偉大な作曲家の1人に数えられることはおそらくまちがいないだろう。(僕は史上No.1だと思っているが…)
だが、この日本にポールも真っ青になるようなものすごい大御所作曲家が存在する。そう、作曲家・筒美京平である。彼は日本の昭和を代表する不世出のメロディメーカーだ。
1940年生まれの筒美京平さんは御年69才。ポールとはたったの2才違いである。作曲家としてのプロデビューも1967年頃とのことで、ポールの活動期間とほぼ一致するあたりも興味深い。
特に現在30代、40代、50代、60代の人たちなら、作曲家:筒美京平の名前は一度ならず耳にしたことがあるに違いない。だが、彼の残してきた楽曲の数々がどれだけすごいものであるかを知っている人はほとんどいないのではあるまいか。
昨今はインターネットのおかげで、彼の経歴やこれまでに残してきた楽曲のリストが簡単に調べられるようになった。そして、実際に自分で調べてみて目玉が飛び出しそうになるほど驚いたのである。それらの楽曲のほんの一部を以下に紹介するが、誰でも自然と口ずさみたくなるような才気あふれる曲のいかに多いことか…。まさにポップスの申し子。日本が世界に誇る天才作曲家である。筒美京平の功績はもっともっともっと評価されてしかるべきなのだ。
下記のリストを見るだけでも、信じられないほど幅広い歌手、アーティストたちに極めて長い期間に渡り独創的な楽曲を提供し続けていることがわかるだろう。南沙織に提供した曲なんて、とりわけ素晴らしいなんて思ったりする。以下の曲は実際に僕が購入した「HITSTORY~筒美京平 アルティメイト・コレクション 1967~97」(1)と(2)で聴くことができるが、僕にいわせればまだまだ名曲がもれている。今後さらなる全集が発売されることを期待したい。筒美京平万歳!
いしだあゆみ:ブルー・ライト・ヨコハマ
宇野ゆうこ:サザエさん(テレビ主題歌)
尾崎紀世彦:また逢う日まで
堺正章:さらば恋人
欧陽菲菲:雨のエアポート
チェリッシュ:ひまわりの小径、恋の風車
南沙織:17才、純潔、哀愁のページ、色づく街、ひとかけらの純情
野口五郎:青いリンゴ、オレンジの雨、甘い生活
郷ひろみ:男の子女の子、花とみつばち、よろしく哀愁
麻丘めぐみ:芽ばえ、わたしの彼は左きき
浅田美代子:赤い風船
太田裕美:木綿のハンカチーフ、しあわせ未満、九月の雨
岩崎宏美:二重唱、ロマンス、センチメンタル
中原理恵:東京ららばい
庄野真代:飛んでイスタンブール、モンテカルロで乾杯
ジュディ・オング:魅せられて
大橋純子:たそがれマイ・ラブ
中村雅俊:時代遅れの恋人たち
小柳ルミ子:来夢来人、
近藤真彦:スニーカーぶるーす
松本伊代:センチメンタル・ジャーニー
田原俊彦:原宿キッス、抱きしめてTONIGHT
稲垣潤一:ドラマティック・レイン、夏のクラクション
早見優:夏色のナンシー
小泉今日子:まっ赤な女の子、ヤマトナデシコ七変化、なんたってアイドル
斎藤由貴:卒業、情熱
C-C-B:Romanticが止まらない
薬師丸ひろ子:あなたを・もっと・知りたくて
少年隊:仮面舞踏会、君だけに
本田美奈子:1986年のマリリン
中山美穂:ツイてるねノッてるね、WAKUWAKUさせて
参考:
HITSTORY~筒美京平 アルティメイト・コレクション 1967~97 (1)
HITSTORY~筒美京平 アルティメイト・コレクション 1967~97 (2)
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