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ポール、ディランとの共作実現か?

単なる噂としか思えなかったので聞き流していたのだが、ポールとボブ・ディランの共作、共演がどうやら本当に実現しそうな気配である。

ボブ・ディランといえば、いうまでもなくフォーク界の大御所であり、ポールと並んでいまや世界の音楽界の至宝ともいえる存在である。彼は昔からジョージとは親交があり、トラベリング・ウィルベリーズでは一緒にレコードまで作ってしまった仲であることはよく知られている。よほどジョージとは馬が合ったのだろうが、たしかに音楽的に見ればジョージの作風と通ずる部分もあり、共演はなんとなく理解できたのである。

しかし、ポールとはあまりにも作風が違いすぎるという気がしていた。ポップで明るい作風を身上とするポールと、どちらかといえば地味で渋めの作風のディラン節とは、あまりにもカラーが違いすぎるという印象だった。

だから、ディランがかつてポールについて最大級の賛辞を送ったときでさえ、それは同じミュージシャンとしてお互い認め合い、尊敬し合ってるんだなあ…ぐらいにしか考えなかったのである。(2007/4/25記事『ボブ・ディラン、ポールについて語る』参照)

ところがつい最近、ボブが是非ポールと一緒に仕事がしたい、といった旨のメッセージを発信した。まるでラブコールである。正直なんで今になって?というのが個人的な最初の感想であった。もしやりたければ今までにもチャンスはいくらでもあったはずではないか。しかも、ディランは最も直近のアルバム2枚(“モダン・タイムズ/Modern Times”、“トウゲザー・スルー・ライフ/Together Through Life”)を連続でビルボードの1位に送り込むという離れ業をやってのけ、まさに第二(第三?)の黄金時代とも呼べるような大活躍の真っ只中にあるのだ。すべてがうまくいっているのに、なんでわざわざ今さらポールと?というのが率直な感想だったわけである。

そんなわけで、きっとこれはただ単にマスコミが騒いでいるだけに違いない、聞き流しておいたほうが賢明だろう、と考えていた。

しかし最近になって、ポールの関係者筋がかなり前向きな発言をし始めたのである。そして非公式には彼らが共作することに合意した、とも取れるような記事さえ出始めているのだ。実際の可能性としては、カリフォルニアにあるポールの自宅と、ボブの自宅が地理的にかなり近いため、どちらかが自宅にあるスタジオを訪問し、創作活動を行なうのではないか、などとまことしやかに噂されているのである。

ここまで来ると噂もかなり現実味を帯びてきたと言わざるをえない。いやいや、ひょっとすると彼らはもう実際に共同作業を始めているかもしれない、とさえ思われてくる。

個人的な話をするとボブ・ディランは実はそれほど好きなほうではない。“ライク・ア・ローリング・ストーン/Like A Rolling Stone”などの初期の曲を除いてはあまり好きな曲がないし、アルバムもほぼ全くといっていいほど聴いたことがない。

しかし、そんな僕でもボブとの夢の共演は大歓迎である。お互いのカラーが違うからこそ、それが見事にブレンドされたときに生まれ出でるものは、予想以上にすごいものなのかもしれない。

参考:
“モダン・タイムズ/Modern Times”
“トウゲザー・スルー・ライフ/Together Through Life”

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