ポールの曲 “Wanderlust(ワンダーラスト)”
ポールのソロ作品の中には、ビートルズの曲だと言ってもおかしくないような曲が何曲かある。
僕にとって「ワンダーラスト」はそんな曲の一つだ。
僕の記憶が正しければ、ポールが「ビートリィ」(ビートルズ風の)という表現を初めて使ったのが、この曲が収録された「タッグ・オブ・ウォー」の発売された1982年頃だった。
しかし、僕が「タッグ・オブ・ウォー」のアルバムで真にビートルズ的だと思える曲はこの「ワンダーラスト」1曲しかない。
これ以上ないシンプルなピアノのイントロ。(たったの5音階なのに限りなく美しい…)
シンプルなのに印象的。
作れそうで誰にも作れない独特のフレーズ。
これこそマッカートニーの真骨頂だと思う。
この美しい曲に乗っかっているボーカルの出来がまた素晴らしい。ポールの声は少年のように美しく、雲ひとつない青空のように澄みわたっている。
当時まだポールの声の衰えはそれほどでもなかったとはいえ、この曲の出来は特別で、ほとんど再現不可能ではないかとさえ思える。
実際、映画「ヤア!ブロードストリート」に収録されている「ワンダーラスト」のスタジオバージョンはこのオリジナルの出来には遠く及ばない。これも天才プロデューサ、ジョージ・マーティンのなせる業なのだろうか…。
おそらくこの美しいボーカルが再現できないという理由から、ポールがこの曲をステージで披露する事はないだろう。そして、たぶん「ひとりぼっちのロンリーナイト」も同じ理由で…。
メロディー、ボーカル、演奏、アレンジ、緊張感。この曲では、それらすべてが高いレベルで融合を果たしている。
まさに名曲だと思う。


僕にとって「ワンダーラスト」はそんな曲の一つだ。
僕の記憶が正しければ、ポールが「ビートリィ」(ビートルズ風の)という表現を初めて使ったのが、この曲が収録された「タッグ・オブ・ウォー」の発売された1982年頃だった。
しかし、僕が「タッグ・オブ・ウォー」のアルバムで真にビートルズ的だと思える曲はこの「ワンダーラスト」1曲しかない。
これ以上ないシンプルなピアノのイントロ。(たったの5音階なのに限りなく美しい…)
シンプルなのに印象的。
作れそうで誰にも作れない独特のフレーズ。
これこそマッカートニーの真骨頂だと思う。
この美しい曲に乗っかっているボーカルの出来がまた素晴らしい。ポールの声は少年のように美しく、雲ひとつない青空のように澄みわたっている。
当時まだポールの声の衰えはそれほどでもなかったとはいえ、この曲の出来は特別で、ほとんど再現不可能ではないかとさえ思える。
実際、映画「ヤア!ブロードストリート」に収録されている「ワンダーラスト」のスタジオバージョンはこのオリジナルの出来には遠く及ばない。これも天才プロデューサ、ジョージ・マーティンのなせる業なのだろうか…。
おそらくこの美しいボーカルが再現できないという理由から、ポールがこの曲をステージで披露する事はないだろう。そして、たぶん「ひとりぼっちのロンリーナイト」も同じ理由で…。
メロディー、ボーカル、演奏、アレンジ、緊張感。この曲では、それらすべてが高いレベルで融合を果たしている。
まさに名曲だと思う。