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その日、何も起こらなかったが・・・

10月14日、予想していた通り、やはり巨大宇宙船(UFO)は現れなかった。関係サイトでは、大きな落胆と失望のコメントがたくさん寄せられているのを目にした。裏を返せば、それだけ多くの人がこのイベントを期待していたわけだ。どうやら、何か安全上の理由で急遽計画が変更されたらしいのだが、僕にとっては理由などどうでもよかった。日にちを特定してまで現れると宣言したからには、やはり短い時間でもよいから現れるべきだったろう。ね、宇宙人さん。

結局いつもこんな調子だから、僕のように比較的肯定的な意見を持つ者でさえ、醒めた目で事を見守るしかなくなるわけである。ましてや否定論者からすれば、それ見たことか、と冷やかしの種にされるはめになる。ともかく、現状ではあまり過度の期待を持つのは賢明とはいえないと思う。

ところがである!この件に関して、全く予期せぬ出来事が僕の身に起こったのである。生まれてこのかた45年間、UFOなど一度もみたことのないこの僕が、なんと1日に2度もUFOらしきものを目撃してしまったのだ。

それは10月16日のことだった。
最初は自分の職場(新宿)のビルの窓から、何気なく外を見たときだった。銀色(半分は赤色?)の物体がスゥーと他のビルの後ろに姿を消したのを目撃したのだ。会社のオフィスはビルの10階にあるから、それぐらいの高さで飛べる可能性のあるものはヘリコプターぐらいしかないと思う。だが、それは間違いなくヘリコプターなどではなかった。それにあとで考えてみたが、だいたいそんな低空を飛ぶ物体など常識では考えられない。

2度目は自宅へ向かう車の中からだった。夜9時過ぎに走行中、今までに見たことのない光が遠くに見えた。それはまるで横長のUFOに大きな窓がついていて、それらが4つか5つ光を放っているように見えた。しかも、その光は空中に静止しているようだった。僕は言葉を失い、しばし目はその光に釘付けになった。すると、運転をしていた妻も、「あんなところに塔かなんかあったっけ?」と言った。彼女も同じ光を見ていたのである。もちろん、そんなところに塔はなかった。そのあたりは田んぼか畑しかなかったのだ。それにもし塔があったとしてもあんな光り方はしない。そうこうするうちに、その光は僕たちの視界からどんどん離れていってしまった。ちなみに僕の自宅は埼玉県の熊谷市である。

最初の宇宙船に関する情報では、彼らは10月14日から3日間上空に滞在するということだった。そう考えると、僕が16日に1日に2度もUFOらしきものを目撃したというのも、なんだか単なる偶然とは思えなくなってくる。たしかに僕には何かが起こったのである。


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