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ポールの曲 “It's Not True(イッツ・ノット・トゥルー)”

この曲はもともとアウトテイクである。

おそらく収録時間の関係だと思われるが、アルバム「プレス・トゥ・プレイ」のオリジナル・アナログ盤にはこの曲を含む3曲が収録されていない。

ポールはこのアルバムで、たくさんの新しい試みに挑戦しているのだが、「イッツ・ノット・トゥルー」も最初聴いた時にはポールらしくない居心地の悪さを感じたものだった。

なんだこれ、変な曲だな…。そんな印象だった。
アウトテイクになるのも無理はないかな…。そう思った。

だが、あとになって歌詞をよ~く読みながらこの曲を聴くと、評価が一変してしまった。

この曲はリンダの事を歌っているのだ。

「イッツ・ノット・トゥルー」

彼女を嫌な女だという人がいる
彼女をバカだと思う人もいる
あんな女どこがいいんだ、という人もいる
だけど、いいかい
そんなことはないんだ
それは嘘なんだ

彼女は頭がおかしいという人がいる
彼女が何をやっているのかも知らずに
あの女は気ちがいだ、という人もいる
だけど、よく聞くんだ
そんなことはない
それは嘘なんだ

(中略)

彼女を負け犬という人がいる
彼女は終わってるという人もいる
僕が彼女を愛していないという人もいる
だけど、言っておく
そんなことはない
それは嘘なんだ
それは嘘なんだ…

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これらの言葉を念頭に置きながら聴くと、ポールが最初は静かに切々と語りかけ、その後徐々に感情が高揚していく様子が曲の中に見事に表現されているのがわかるだろう。

この曲のドラムスはなかなか素晴らしいプレイだと思うのだが、誰が叩いているのかがわからないのが残念だ。アルバムの参加ミュージシャンのクレジットにフィル・コリンズの名前があるので、あるいは彼だろうか??

ポールの曲の中では異色ともいえるこの「イッツ・ノット・トゥルー」が僕は大好きだ。



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