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アルバム発売前の憂鬱

ポールのニューアルバム“Memory Almost Full”のリリースが発表になってから、まったく何も手につかなくなってしまったような気がする。
このブログの更新さえもどうでもよくなってしまう始末。心ここに在らず、とはまさしくこの事だろう。(更新をさぼっているにもかかわらず、アクセス数は連日通常の2~3倍を記録している。ありがとうございます。)

つまりどういう事かというと、こういうことなのである。ポールの新作をリアルタイムで耳にするということは、人生のあらゆる出来事をまったく色褪せたものにしてしまうほど、僕にとってこの上なく大切な瞬間なのだ。その体験は何ものにも代えがたい。

ビートルズのポールが今現在も僕たちと共にあるという幸せ。
本来それだけでも十分にすばらしいことなのだ。
だが、彼は90年代以降極めて精力的にライブ活動を行ない、世界中のファンの夢を叶え続けてくれている。(いったいどれだけ多くの人が彼の姿に涙したことだろう!)
ジョンとジョージが亡き今となっては、これだけでも奇跡だ。僕たちは奇跡の真っ只中にいるのである。

だが奇跡はそれだけでは終わらなかった。

僕を含む多くのファンは、ポールが2度と再びビートルズに匹敵するような創造性の輝きを取り戻すことはないと思い込んでいた。
たしかにいくつか小さなきらめきの瞬間はあった。だが、それらが「最高のポール」ではないことを僕たちファンは知っていた。それに、あらゆる事をやり尽くしたポール・マッカートニーにこれ以上何を望むことができるだろう?結局、彼が生きて作品を発表し続けてくれる。ただそれだけで十分だったのだ。少なくともこの僕はそう考えることで納得していた。

しかし奇跡は起きた。
ポールは“Chaos and Creation in the Backyard”で完全にカムバックを果たし、再び創造性の輝きを取り戻したのだった。たとえば、“At the Mercy”という曲はビートルズ後期のどの曲と並べて聴いても全く何の遜色もないものだ。

そして今、“Chaos~”に続く新作が早くも僕たちのもとに届けられようとしている。
前評判は上々である。どうやら奇跡はまだ続いているようだ。
そして僕の憂鬱は日ごとに高まりをみせるのである。

早く聴きたい、だが発売までまだ2週間もある…。ファンなら誰しもが経験する葛藤の日々である。

こんなときは、ただひたすら仕事に打ち込むのがよい。身の回りの雑事に追われるのがよい。忙しくさえしていれば、アルバムの事を忘れることができるし、月日が流れるのも早いからだ。

正直インターネットのおかげで、もう情報は十分すぎるほどである。
これ以上の情報は、純粋に作品を聴く耳を鈍らせるだけだろう。

あと2週間、ひたすら修行僧のように耐え忍び、6月5日を迎えよう。
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