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“Wings Over America”の“My Love”

どうしたわけか、オリジナルバージョンより先にライブバージョンを聴いてしまい、それに馴染んでしまうことがある。

「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」(昔は「ウイングスUSAライブ」といった)の「マイ・ラヴ」がそうだった。当時中学生だった僕は、ビートルズのレコード(もちろんアナログ)を買い集めるのに必死で、まだまだポールやジョンのソロレコードを買うところまでいっていなかった。

だから名曲「マイ・ラヴ」も、FM放送でカセットテープに録音したライブ音源が最初だったのだ。オリジナルの「マイ・ラヴ」を一度も聴かぬままに、本当に何度も繰り返し聴いた。実際、USAライブの「マイ・ラヴ」はパンチが効いていて、出色の出来だった。

そんなわけで、僕が実際にオリジナルの「マイ・ラヴ」聴いたときには、甘ったるくて、メリハリがなく、とても全米No.1を取った曲には思えなかったものだ。何度も聴くうちに、スタジオ録音の「マイ・ラヴ」の良さもわかるようにはなったが、やはり僕にとってはUSAライブのバージョンが最も好きな「マイ・ラヴ」になってしまった。

そういった先入観は抜きにしても、ライブバージョンがスタジオ録音を超えるような出来になることがほんの稀にだがあるのも事実だ。

例えば、ビートルズのハリウッドボウル・ライブの「シーズ・ア・ウーマン」なんかがそうだと思う。まず、このビートルズ唯一の公式ライブ盤がいまだにCD化されていないのが個人的に大変不満であることを申し上げておきたい。このライブアルバムはビートルズ唯一のライブアルバムであるだけでなく、ロック史に残る世界最高のライブ録音盤の一つに数えられると思うからだ。ハリウッドボウル・ライブについては、また時を改めて語りたい。

話が横道にそれたが、ハリウッドボウル・ライブの「シーズ・ア・ウーマン」は最高である。ギター、ベース、ドラムスのアンサンブルの素晴らしさ。艶っぽいとさえいえるポールの歌声。サビの部分における観客との一体感そして絶頂感。後半部の印象的なシャウト。このライブバージョンに比べると、スタジオバージョンは何とも単調に思えて仕方がない。

僕以外にライブの「マイ・ラヴ」のほうが好きな人いますかな?

参考:
ウイングスU.S.A.ライヴ!

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