イギリスで最も売れたアルバム 11位~100位
martin_d28さんのご厚意により、イギリスで最も売れたアルバムの11位以下が判明した。以下ビートルズ関係を中心に検討してみたい。
その前に、前回のベスト10リストについて極めて重要な事実が隠されていることに気がついたので、ここに追記しておこう。
我らが“Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band”はベストアルバムを含む歴代アルバムの中で堂々と第2位に輝いた。これは、ベストを除くオリジナルアルバムとしては文句なしの第1位であることを意味する。
これは前回にもお伝えした。
だが、僕はもう一つ重要な事実を見逃していた。それは、“Sgt. Pepper's”が1枚もシングルカットをしていないアルバムということだ。
大ヒットするアルバムというのは、大抵2~3枚のシングルカットを重ねることにより、売り上げに多大なる相乗効果を生み出している。たまたま耳にしたシングル曲が気に入って、アルバムを買ってしまったという経験はきっと誰にでもあるはずである。
要するに、アルバムからのシングルカットは売り上げを伸ばす上で欠かせないマーケティング戦略の一つなのである。
さて、そのことを頭に入れて、改めてベスト10のアルバムリストを眺めてみよう。
なんと上位10枚のアルバムの中で、シングルカットをしていないのは我らが“Sgt. Pepper's”とピンク・フロイドの“狂気”のみ…。裏を返せば、シングルカットをしないアルバムというのはいかに売るのが難しいかということでもある。
特にビートルズについては、シングル曲が作れないのではなく、意識的にシングルとアルバムをはっきりと分けていたのだから驚きだ。
前置きが長くなってしまったが、11位以降のリストを見ると、意外にもビートルズ関係はたったの2枚しかなかった…。
24位「1
」ビートルズ
67位「アビイ・ロード」ビートルズ
“Revolver”も、“White Album”も、“A Hard Day's Night
”も100位以内には入っていない。長い間ビートルズのベスト盤として愛されてきた「赤盤
」「青盤
」さえも入っていない。ソロアルバムに至っては全滅である。ひょっとすると“Band on the Run
”や“All Things Must Pass
”ぐらいは入っているのではないかと秘かに期待していたのだが、だめだった。
そう考えると、イギリスにおいては“Sgt. Pepper's”というアルバムがいかに別格の存在であるかということがわかる。このアルバムがイギリス国民に与えたインパクトというのは計り知れないものがあったのだ。
余談だが、イギリスにおいては何かとビートルズと比較されるクイーンやレッド・ツェッペリンのオリジナルアルバムはやはり100位以内には1枚も入っていない。これもまた興味深い事実だと思う。
その前に、前回のベスト10リストについて極めて重要な事実が隠されていることに気がついたので、ここに追記しておこう。
我らが“Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band”はベストアルバムを含む歴代アルバムの中で堂々と第2位に輝いた。これは、ベストを除くオリジナルアルバムとしては文句なしの第1位であることを意味する。
これは前回にもお伝えした。
だが、僕はもう一つ重要な事実を見逃していた。それは、“Sgt. Pepper's”が1枚もシングルカットをしていないアルバムということだ。
大ヒットするアルバムというのは、大抵2~3枚のシングルカットを重ねることにより、売り上げに多大なる相乗効果を生み出している。たまたま耳にしたシングル曲が気に入って、アルバムを買ってしまったという経験はきっと誰にでもあるはずである。
要するに、アルバムからのシングルカットは売り上げを伸ばす上で欠かせないマーケティング戦略の一つなのである。
さて、そのことを頭に入れて、改めてベスト10のアルバムリストを眺めてみよう。
なんと上位10枚のアルバムの中で、シングルカットをしていないのは我らが“Sgt. Pepper's”とピンク・フロイドの“狂気”のみ…。裏を返せば、シングルカットをしないアルバムというのはいかに売るのが難しいかということでもある。
特にビートルズについては、シングル曲が作れないのではなく、意識的にシングルとアルバムをはっきりと分けていたのだから驚きだ。
前置きが長くなってしまったが、11位以降のリストを見ると、意外にもビートルズ関係はたったの2枚しかなかった…。
24位「1
67位「アビイ・ロード」ビートルズ
“Revolver”も、“White Album”も、“A Hard Day's Night
そう考えると、イギリスにおいては“Sgt. Pepper's”というアルバムがいかに別格の存在であるかということがわかる。このアルバムがイギリス国民に与えたインパクトというのは計り知れないものがあったのだ。
余談だが、イギリスにおいては何かとビートルズと比較されるクイーンやレッド・ツェッペリンのオリジナルアルバムはやはり100位以内には1枚も入っていない。これもまた興味深い事実だと思う。