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“LOVE”はビートルズのニューアルバムになり得るか?

あのジョージ・マーティンをして、「結果的にビートルズのニューアルバムになった」と言わしめたのが11月20日発売予定の“LOVE”である。
このアルバムは、現在ラスベガスで上演中のビートルズ・ミュージカル“LOVE”のサントラとして製作が開始されたという。だが、ジョージ・マーティンが息子のジャイルズと共に完成させたこの作品は、予想を遥かに上回る出来映えに仕上がったというのである。

果たして、この作品は本当にビートルズのニューアルバムと呼べるようなものになったのだろうか?
まず最初に断言しよう。そんなことはあり得ない。
そもそもニューアルバムとは、最低限未発表曲だけで構成されていなくてはならない。そういう意味では、ビートルズ解散以降最もニューアルバムと呼ぶにふさわしかった作品は“Anthology”だけであった。

CD6枚分もの分量を誇った“Anthology”ならば、あるいは未発表音源だけで幻のビートルズ・オリジナル・アルバムを1枚だけ作ることも可能だったかもしれない。だが、もしそれが現実になったとしても、真のビートルズ・ファンを騙すことは不可能だ。そんなアルバムは単なるアウトテイクの寄せ集めに過ぎず、いかなる統一性も、コンセプトとも無縁である。そして、最も決定的な事はビートルズ4人による共通の意志決定がそこには全く存在しないことだ。

それゆえ、1970年のアルバム“Let It Be”以降、ビートルズの新作アルバムというのはあり得なかったし、これから先もあり得ない。これだけは間違いない。
だから、僕の基本的な主張は、これを決してビートルズの新作と呼ぶなかれ、ということだ。そんな宣伝文句でアルバムを1枚でも多く売ろうという姿勢、商業主義的態度こそ、実はビートルズが最も忌み嫌う事であったはずだからだ。

「現代のあらゆる編集技術を駆使して、今再びビートルズが生まれ変わる!」ぐらいのキャッチコピーで十分ではないか。誇大広告はとてもよろしくない。

それでも、プロ中のプロ、ジョージ・マーティン卿がビートルズのニューアルバムとまで評したこの作品を決して軽視することはできないのも事実だ。ポールとリンゴまでもが好意的なコメントを寄せているのだから尚更である。ここは素直に「買い」ではないかと思う。

僕個人の話をすると、こんな大げさなコピーはなくとも、「全曲デジタルリマスタリング」と表示してくれただけで、喜んで購入するだろう。アルバム“”、そして“Wingspan”で、現代のリマスタリング技術の高さは証明済である。
ビートルズだけでなく、ポールのアルバムもリマスタリングされたら絶対に全部買い直すつもりだ。その音は全く別物といえるほどすばらしいものだからだ。

さらにはビートルズでは史上初という5.1chサラウンドもいつかは体験してみたい。今のところサラウンドシステムは持っていないが、買うとしたらDVD付き(映像はないらしい)のスペシャル・エディションだろう。
さて“LOVE”の曲目を見ていて面白かったのは、オープニング(一曲目)に“Because”を持ってきていることである。個人的には最もオープニングには向かない曲と思えるだけに、実際はどうなっているのかが楽しみだ。あとは割と4人の曲がバランスよく散りばめられているように思う。
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