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僕の好きな曲 “You Know My Name(ユー・ノウ・マイ・ネーム)” by ザ・ビートルズ

見事シングル“Let It Be”のカップリング曲として選ばれた本作は、実は最もビートルズらしい曲ではなかったのか、と思う事がある。
たしかに、この曲は奇妙キテレツな印象を与える異色作である。お遊び感覚で作った、最もビートルズらしくない作品という評価も可能だろう。

かくいう僕も、この曲の持つ不思議な魅力に取りつかれながらも、10代の頃は何でまたこの曲をわざわざシングルのB面に持ってこなくてはならなかったのか、と思い続けていたものだ。

だが、聴けば聴くほどに、この曲だけが持つ独特の味わいと、何にも増してジョンとポールの恐るべき才能に打ちのめされるようになる。

この曲はまさにジョンとポールの独壇場だ。
まるでタガが外れたかのように、2人は伸び伸びと翼を広げ、あらゆるセオリーを無視して、ひたすら個人的な遊びに興じているように思われる。
しばしばジョンとポールは対照的な存在として語られるが、“物事を深刻に捉えない遊び心に満ちた人物”という点では、共通していたと僕は思う。
ただポールは、どちらかといえばそういった面を表にはあまり出さない人だと思うのだが、ジョンの開けっぴろげな性格がポールをしばしば刺激していたことは容易に想像できる。

この曲でも、「ポール、そうかしこまるなよ。いっしょにやっちまおうぜ!」とジョンが呪文でもかけたかのように、ある種狂気を含んだパフォーマンスが全編に渡り繰り広げられている。

オレの名前を知っているだろう。
電話番号を調べろよ。


歌詞はただそれだけ。
ただそれだけの歌詞を延々とアドリブで繰り返すのだから驚きだ。しかも聴かせる!

オープニング第一声の狂気に満ちた“You know my name! Look up the number!”の雄たけび。その迫力といったら…。
続いて、ジョンが司会者に扮し、ヴォーカリスト(ポール)を招き入れる。それからしばらくはユーモラスではありながらも、割と普通の歌と演奏が続く。
だが、突如として、ジョンとポールがぶっ壊れるのだ。いったいどうなってしまったのかと思えるほど、2人は突拍子もないパフォーマンスを披露し始めるのである。

そこから先の言葉にならない怪演はおそらくジョンがメインだろう。このジョンの名演は漫才でいえば、まさに天然ボケ。ポールもテンション全開で脇を固めている。この天才2人にかかば、触れるものすべてがゴールドに変わり、石ころがダイヤモンドの輝きを放ち始めることをこの作品は証明している。

まさにどの曲にも似ていない、ビートルズだからこそできた独創的な作品がこれだ。
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