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ポールの曲 “Girls School(ガールズ・スクール)”

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なつかしい袋ジャケット。レコード袋の両面に直接印刷されており、両A面のような印象を与えていた。

全英で9週連続No.1に輝いた大ヒット曲“Mull of Kintyre”(夢の旅人)のB面として1977年に発売された。
“Mull of Kintyre”は、もちろん名曲だと思うが、僕は発売当時からこの“Girls School”のほうが好きだったし、それは40才を過ぎた今でも変わらない。

時期的には、ウイングスが初の全米ツアーを大成功させ、再び頂点に君臨したポールが、休暇もそこそこにニューアルバム“London Town”のレコーディングに着手。そのアルバムに先行する形で発売されたのが、このカップリングシングルだった。
シングルとアルバムを分けるという思想は、ビートルズ以降もポールがかたくなに守り続けていた主義の一つであるが、これは当然誰にでもできる芸当ではなく、今では誰にもマネのできない偉業にさえなりつつある。
先行シングルをアルバムには収録せず、それでいてアルバム自体も高いクオリティを保ち続けていたのである。シングルの寄せ集めでビッグセールスを記録している誰かさんなどとはアーティストとしてのこだわり方に天と地ほども開きがある。

どうしたらもっと売れるか、ではなく、どうしたらもっと聴く人たちを喜ばせることができるか、が判断の分かれ目だったのだ。本当にすごい。(現にポールがその種の発言をしているのを、僕はどこかで読んだ覚えがある)
“Another Day”も、“Helen Wheels”も、“Junior's Farm”も、“Mull of Kintyre”も、“Goodnight Tonight”、そして“Daytime Night Suffering”もオリジナルアルバムには未収録だったのだ。
70年代までのポールがいかに才能に溢れていたかを如実に物語るエピソードといえるだろう。

さすがに80年代以降はポールの曲作りのペース、そしてクオリティにも徐々に陰りが見え始めるのだが、それでもシングルのB面にはアルバム未収録の曲を入れるという姿勢は現在も全く変わっていない。“Fine Line”にしても、“Jenny Wren”にしても、B面には未発表の曲が収録されていたことは記憶に新しい。

さて、“Girls School”に話を戻そう。
この曲は、ソロ以降の作品の中ではかなりロック色の強いナンバーに仕上がっている。
タイトルもズバリ“女子校”もしくは“女学校”で、歌詞の内容も刺激的な雰囲気が漂う。
このあたり、あまり優等生的なイメージが固まりすぎないよう、ポールが意識的に軌道修正を行なっているようにも思える。「オレも昔はワルだったんだぜ」とでも言いたげに、ポールは時々やんちゃな少年の顔を垣間見せるのだ。
そして、オーバーダビングを繰り返したのだろうか、かなり厚みのあるギター中心のサウンドになっている。皆で口ずさめそうなフレーズがあるだけに、一度はライブで演ってもらいたかった曲だ。きっとかなり盛り上がったにちがいない。

CDとなった現在はアルバム“London Town”にボーナス・トラックとして収録されているが、僕が持っているCDのバージョンではかなり早めに、しかも中途半端にフェイド・アウトしてしまう。オリジナルではフェイド・アウトしながらも一番最後まで演奏していて、僕はそれが特に好きだったのだ。いつか再び完全版が聴きたいものだ。



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ウイングス (1995/11/08)
東芝EMI
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