無罪モラトリアム
椎名林檎はそのイメージからしてなんとなく好きにはなれなかった。
だからアルバムも通して聴いたことはなかった。
それでも「歌舞伎町の女王」という曲だけは知っていたし、この1曲だけで彼女が天才であることは心のどこかで認めていた。
そんな僕が、ふとしたきっかけで彼女のアルバムに手を伸ばした。
「歌舞伎町の女王」が収録されている「無罪モラトリアム」というアルバムである。
聴いた感想を一言でいえば、完全にノックアウトされてしまったことを告白せねばならない。
「無罪モラトリアム」は日本の音楽史に残る名作だと思う。
しかも、あとでこのアルバムが彼女のデビュー作だと知り2度驚いてしまった。
このアルバムが発表されたのが1999年。
なんと7年間も僕はこのアルバムを見逃していたことになるのだ。
我ながら音楽に対するアンテナが鈍ってしまったものだと思う。情けなや。
しかしデビューアルバムでこれだけの密度の楽曲を揃えてしまうとは…。やはり完全に天才のパターンである。あれだけ売れるには必ずそれなりの理由があるものなのだ。
さて超強烈な個性を持つ彼女だが、楽曲自体は意外とオーソドックスであることに感心。
極上のメロディーが書けるし、詩心も相当なものである。
これだけ褒めちぎったあとに云うのもなんだが、そうはいっても、アルバム全部が好きになれたわけでもない。
アルバムの完成度の高さは間違いなく認めるが、これから先もずっと聴いていくだろうと思った曲は2曲だけであった。
1曲目はやはり「歌舞伎町の女王」。
そして2曲目は「丸の内サディスティック」。邦楽、洋楽といった区別は別にして、純粋に彼女の創り出す音楽のすばらしさに心酔してしまった特別な1曲になった。
ともかく他にもいい曲が揃っているので、きっと聴く人の好みによって好きな曲はかなり分かれることだろう。
つくづく偏見で音楽を評価してはならない、聴く前に判断してはならないと自分を戒める僕であった。
だからアルバムも通して聴いたことはなかった。
それでも「歌舞伎町の女王」という曲だけは知っていたし、この1曲だけで彼女が天才であることは心のどこかで認めていた。
そんな僕が、ふとしたきっかけで彼女のアルバムに手を伸ばした。
「歌舞伎町の女王」が収録されている「無罪モラトリアム」というアルバムである。
聴いた感想を一言でいえば、完全にノックアウトされてしまったことを告白せねばならない。
「無罪モラトリアム」は日本の音楽史に残る名作だと思う。
しかも、あとでこのアルバムが彼女のデビュー作だと知り2度驚いてしまった。
このアルバムが発表されたのが1999年。
なんと7年間も僕はこのアルバムを見逃していたことになるのだ。
我ながら音楽に対するアンテナが鈍ってしまったものだと思う。情けなや。
しかしデビューアルバムでこれだけの密度の楽曲を揃えてしまうとは…。やはり完全に天才のパターンである。あれだけ売れるには必ずそれなりの理由があるものなのだ。
さて超強烈な個性を持つ彼女だが、楽曲自体は意外とオーソドックスであることに感心。
極上のメロディーが書けるし、詩心も相当なものである。
これだけ褒めちぎったあとに云うのもなんだが、そうはいっても、アルバム全部が好きになれたわけでもない。
アルバムの完成度の高さは間違いなく認めるが、これから先もずっと聴いていくだろうと思った曲は2曲だけであった。
1曲目はやはり「歌舞伎町の女王」。
そして2曲目は「丸の内サディスティック」。邦楽、洋楽といった区別は別にして、純粋に彼女の創り出す音楽のすばらしさに心酔してしまった特別な1曲になった。
ともかく他にもいい曲が揃っているので、きっと聴く人の好みによって好きな曲はかなり分かれることだろう。
つくづく偏見で音楽を評価してはならない、聴く前に判断してはならないと自分を戒める僕であった。
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