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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その29 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ・・・プラス!PLUS!+!

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その29

視聴後の感想(3)

このプロジェクトがスタートしたのは1969年1月2日。それでは、その前にビートルズは何をしていたのかを調べてみたところ、前年の1968年11月22日に『ホワイト・アルバム』がリリースされていた。つまりあの2枚組超大作発売のわずか40日後にこのプロジェクトは始まっていたのである。あれだけの数の曲を放出したあとでは、普通ならば曲の在庫がスッカラカンになっていても何の不思議もない。

だから、僕はこのプロジェクトでジョンが十分な曲を準備できなかった、と彼を少し非難していたのだが、今ではそう思ったことをとても反省している。なぜなら、それが当たり前だからだ。ただポール一人だけがバケモノすぎたのだ。なぜあれほどの短期間に次から次へとパターンの異なった名曲を生み出せたのか・・・。これはもう音楽界最大のミステリーの一つとさえ言えるだろう。

『バック・イン・ザ・USSR』『オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ』『マーサ・マイ・ディア』『ブラック・バード』『ロッキー・ラック―ン』『アイ・ウィル』『ホワイ・ドント・ウィ・ドゥ・イット・イン・ザ・ロード』『バースデー』『マザー・ネイチャーズ・サン』『へルター・スケルター』『ハニー・パイ』、そして『レディ・マドンナ』に『ヘイ・ジュード』。並みのミュージシャンなら一生分以上にも値する曲を惜しげもなく放出してなお、『ゲット・バック』『ロング・アンド・ワインディング・ロード』『レット・イット・ビー』『オー・ダーリン』『シー・ケイム・スルー・ザ・バスルーム・ウインドウ』『アイヴ・ガット・ア・フィーリング』『バック・シート』『マックスウェルズ・シルバー・ハンマー』『キャリー・ザット・ウェイト』『ゴールデン・スランバー』『テディ・ボーイ』『ハー・マジェスティ』『アナザー・デイ』等々をストックに抱えていたとは・・・。

まったくの誇張抜きであの頃のポールには世界中の誰も太刀打ちできなかったはずだ。そして、どんな人間であれ、あれだけの名曲を連続でモノにできたなら、単純に調子に乗らないはずはない。誰だって有頂天になるさ。それだけはまちがいない。

だから当時のポールが少々自信過剰なイヤな奴だったとしても、それは仕方のないことだと僕は思っている。彼は実際それだけの実績を残していたのだから。むしろ僕はこのドキュメンタリーでのポールを見て、逆に謙虚すぎるのではないか、とさえ思ったほどだ(笑)。彼は明らかに「できるヤツ」なのに、周りに対してもけっこう優しいのである。それに人の話にもちゃんと耳を傾けている。しかも、彼は自分が「あれこれ指示するイヤな奴」だと自分の事をちゃーんと自己観察できているのだ。これはなかなかにすごいことだ。

僕は以前からビートルズが解散した理由の一つは、ポールにあまりにも才能があり過ぎて、グループ内のパワーバランスが崩れてしまったからではないか、と感じていたのだが、このドキュメンタリーを観てその気持ちはさらに強まった。
ゆえにピーター・ジャクソン監督は、このドキュメンタリーがポールのワンマンショーにならないようにかなり気を使ったのではあるまいか。それぐらいポールの活躍には目を見張るものがある。

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