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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その23 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ・・・プラス!PLUS!+!

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その23

この記事にはネタバレが含まれます。

【21日目】 1月30日(木) ルーフトップコンサート本番(1)
ついにアップルビル屋上に現れたビートルズ。

ここまで来るには様々な紆余曲折があった(そして、僕たちはその経緯をつぶさに見てきた)。だが、彼らが今直面しているもの。それはやり直しのきかない一発本番のライヴ演奏であった(実際、彼らはその日その時まで屋上で1曲たりとも演奏していなかった)。並みのグループならばプレッシャーに負けて実力を発揮できなかったかもしれない。だが、4人は最後の最後までビートルズだった。そう、このプレッシャーの中で彼らは持ち前の強烈な勝負強さを発揮する。

ロンドンの寒空の下に現れた4人の雄姿は、明らかにそれまでの彼らではなかった。彼らのスイッチはまちがいなくオンになっていた。「あのときの彼らには神が降りていた」という言い方もできるほどに・・・。特にポールとジョンは人が変わったようにとてつもないカリスマ性を身にまとったように僕には思えた。そして今、一番生き生きと楽しそうなのはポールだ。20代にしてこの現場を楽しんでいたポール・マッカートニーに、僕は畏敬の念を感じざるを得ない。

そして、ついに・・・。楽器のチューニングと、1曲にも満たない短いサウンドチェックを終えた彼らは唐突にルーフトップコンサートを開始する。

"Get Back"
オープニングはやはり彼らのニューシングルとなった『ゲット・バック』。ポールのヴォーカルはより力強く、そしてビリーを加えた5人の演奏はよりタイトに仕上がっている。明らかにこれまでに聴いてきた『ゲット・バック』とは質的に異なっている。ロックのノリだ!曲が終わったあともポールは余裕しゃくしゃくで、本当にこの場にいることを楽しんでいるように見える。ポールファン(の僕)にしてみればゾクゾクするような場面が続く。

"Get Back"
オープニングに続いて、2曲目に演奏されたのも『ゲット・バック』だった。1曲目の演奏もけっして悪いものではなかったのだが、なぜこの曲を続けて演奏したのかは不明である。(最初から決められていたのだろうか?)

"Don't Let Me Down"
ポールばかりが目立ち過ぎてはいけない。やはり3曲目はジョンの曲である。待ってましたとばかりジョンが類いまれなスター性を発揮する。それはポールの「それ」とは違い、まるで内側からにじみ出てくるかのようだ。曲の後半に市民からの苦情を受け警官たちがアップルビルの下に集まり始める。

"I've Got A Feeling"
ライヴ演奏と同時並行で路上、そしてアップルビル内での動きが画面分割により僕たちの目の前に展開される。そして、ついに警官たちがアップルビル1F受付を訪れる。この時点で何が起こるかは誰にもわからなかったはずだ。筋書きのないドラマが今始まる。
警官は30分で30件もの騒音の苦情が来ていることをアップルのスタッフたちに告げる。そして、彼らがこの時点ですでに演奏の中止を求めていることが、当時の騒音の大きさを物語っている。警官は「治安妨害であり、署への連行もあり得る」と明言している。これは冗談では済まない事態だ。改めてビートルズはものすごい事をやったのだと思う。
ついに警官の一人が言う「もう結構。音を下げないなら逮捕します。逮捕したくはないが、見過ごせない。」
だが、屋上での4人の演奏はこの日のピークを迎えていた。なんとこの時の演奏が『アイヴ・ガット・ア・フィーリング』のベストテイクとなり、実際にアルバム『レット・イット・ビー』に収録されたのである。まさに屋外ライヴとは思えぬ完成度だ。(続く)

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