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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その17 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ・・・プラス!PLUS!+!

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その17

この記事にはネタバレが含まれます。

【16日目】 1月25日(土)
これまで土曜日はオフだったが、この日は休み返上でのレコーディングである。思えばこのプロジェクトがスタートしたのも「正月早々」1月2日からだった。もうすでに富も名声も得ていたはずの4人だが、まあよく働いているなと思う(笑)。

冒頭には4人がインドに行っていたときのプライベートビデオらしき映像も流される。こちらの画像は荒いままだが、リストアが不可能だったのか、それとも故意に荒いままで流したのかが気にかかるところである。「昨日このフィルムを観たんだけど・・・」とポールがそのビデオについて話し始め、映像とスタジオとを交互に切り替えながら他のメンバーも話に加わってゆく編集が見事だ。こういう話をごく普通に和気あいあいとやっている彼らを観るのはとても楽しいし、心が癒される。1969年1月25日・・・少なくともこの日まではたしかにビートルズ4人は仲がよかった。

"Act Naturally"
ほんの数秒だがジョンが即興で演奏する。

そして、今日も1日ビリー・プレストンがテレビ出演のためスタジオに来れないことが告げられる。

"Bye Bye Love"
ジョンとポールが即興で歌っている。

"Two Of Us"
このシーンでは再び「ジョンとポールだけの世界」が出現する。2人がひとたびこのモードに入ったなら、ジョージとリンゴは完全に蚊帳の外に置かれているという感じがする。ジョンとポール、2人の結束が極めて固いことを再認識させられるシーンである。
ミキシングルームにはテープ・オペレーターとしてアラン・パーソンズの姿が見える。またこのときヨーコはジョンのそばにはおらず、壁に貼った紙に「春」と筆で書いているシーンが映る。

ここでプロデューサーのグリン・ジョンズが木曜日に他の仕事のため現場を離れなくてはならないことが告げられる。すなわち、もうビートルズに時間はなく、翌週の火曜日までに全曲録音を完了させなくてはならないことが判明したのだ。

"For You Blue"
やっとジョージの番が巡ってきた、おまたせジョージ!という感じである。ポールファンの僕もこのシーンは嬉しかった。そして時間のない切迫した状況の中で、ビートルズ4人は隙の無い完璧な演奏をし始める。ジョンも「今日のオレはピークだ」と上機嫌である。そして数テイク後に「この演奏は『レット・イット・ビー』に収録された」というテロップが流れる。ビートルズはこの状況の中わずか数テイクで1曲を完成させたのだった。

それにしても即席のミキシングルームでプレイバックを聴きながらくつろぐ4人やスタッフたちの姿は見ていてとても心地よいものがある。とにかく雰囲気がよいのである。誰もがとても信頼し合っていて、親密な関係であるのが50年の時を越えて画面から伝わってくる。

そして、画面に以下の説明が映し出される。
「プリムローズ・ヒルでのライヴは不可能となる」
今一つの可能性が消えたのだった。

リンゼイ・ホッグ監督の説明が続く。「元はショーとアルバム。ショーのライヴ盤だ。今はショーが消えてる。」
ジョン「演奏するのは好きなんだ。ただステージで演奏するだけならね。」「だから特番に賛成した。弾くだけだ。誰もライヴや特番をやりたくない。」「要するに誰も外に出ていきたくないわけだ。」「今からどうショーをやる?」
ポール「答えられないよ。答えなんかないさ。」
ジョージ「僕らがやって成功したことは。今回以上に無計画だったはずだ。何かを始めたら勝手に進むものだよ。」「どうなるにせよ、形にはなるさ。」
ジョン「ポールの望む形じゃない。ショーが彼の曲だとしたら、今は僕らの曲に変わってしまった。まあ結局はそういうことだよ。」
ポール「分かるよ。最終的には多数決だな。」
ジョン「今はドキュメントだからカメラがないフリをしてる。でも歌う時だけカメラを見るってのはどう?」「つまり歌う時だけカメラを意識するんだよ。」「ショーとしてカメラに向かって歌う。フィナーレで作った曲を全部歌う。」
ジョン「どう思う?」
ジョージ(深くうなずく)

そしてさらに真剣な話し合いが続く。しかし、考えはなかなかまとまらない。

"I Lost My Little Girl"
ポールが14才のときに初めて書いたというこの曲を、なんとジョンが歌っている。これは貴重だ。

最終的にリンゼイ・ホッグ監督と、グリン・ジョンズの発案により、アップルビルの屋上でライヴを行うことが決定される。有名なルーフトップコンサートは、大変な紆余曲折を経て捻出されたアイディアであり、ある意味「妥協案」でもあったのだ。

その後屋上を視察に出かけるポール、リンゴ、そしてスタッフたちの姿が映し出される。これもなかなか貴重な場面だ。

"Let It Be"
かなりの時間をかけてリハーサルが行われたことがこのシーンから推測される。しかし今日は完成には至らず、本日のレコーディングが終了する。

以上をもってパート2が終了する。
画面に以下のテロップが流れる。
「4人は屋上でのライヴを水曜日に設定する」

つまりルーフトップコンサートまで、日曜、月曜、火曜の3日間しかないということだ。

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