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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その6 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ・・・プラス!PLUS!+!

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『ザ・ビートルズ:ゲット・バック』の感想 その6

この記事にはネタバレが含まれます。

【5日目】 1月8日(水)
今日も先にスタジオに来ているのはジョージとリンゴである。その2人とリンゼイ・ホッグ監督が戦争やテレビ番組などについて話している場面から5日目は始まる。

"I Me Mine"
ジョージが前日の夜観たテレビ番組でワルツが流れていたことからヒントを得て書かれた曲であることが上記の会話から伺える。ちょうどスタジオに姿を現したポールに向かってジョージが言う、「昨夜僕が書いた曲を聴くかい?」「短い曲だ『アイ・ミー・マイン』」
そして、曲を聴き終わったポールの一言は「素敵だ(lovely)」。そして、ジョージに寄り添い、歌詞についてのアドバイスなどをする。おおポール、ちゃ~んとジョージの曲を認めてやってるじゃないか、とポールファンの僕が嬉しくなってしまった場面だ。
だが、この「いい雰囲気」に水を差すのが、そのあとに合流してきたジョンの言葉である。「もう帰れ、俺たちはロックンロール・バンドだぞ」。これに対するジョージの言葉は「気に入ってる」「君が気に入らなくてもいいさ。僕にはピタッときてる。」
この場面を観てもわかるとおり、ポールとジョージは必ずしも仲が悪かったわけではなく、お互い言いたいことを言い合えるフランクな間柄だったといえるのではないだろうか。ただ、ジョージは長年溜まりに溜まったものがあったがゆえに、年下でありながらジョンやポールにとっては生意気な弟分に映った・・・というのが現時点での僕の観察である。

続いて映し出される場面は、ジョンとポールの興味深い会話である。
ポール「曲書いてきた?」
ジョン「いいや」
ポール「ダメ?」「この先マズいぞ。」
ジョン「切羽詰まってからが僕は強いのさ」
ポール「演れるブツがほしい」
ジョン上を見ながら「日曜日は休みだろ」
ポールも上を見ながら「届けてほしいね」
ジョン「ロックンロールを」
ポール「そうしてほしいね」

上記は着実に曲を準備しつつあるポールと、以前のように思ったとおり曲が作れず焦り、苦しんでいるジョンの対照的な姿が映し出されている。しかも、ジョンは一切泣き言は言わない、いや言えない状況にあったのだろう。ビートルズはずっとジョンとポールの2本柱でやってきた。しかし、ここにきても易々と名曲を生み出すポールに比べ、曲作りが遅々として進まないジョン・・・。その内心は非常に不安定な状態であったにちがいない。しかも、ジョージまでもが今まさにソングライターとしての資質を開花させようとしているのだった。

次にリンゼイ・ホッグ監督とビートルズの4人はまたしてもショーの内容について意見を出し合う。しかし、いろいろな案は出るものの、依然として考えはまとまらない。

"Two Of Us"
"Don't Let Me Down"
"I've Got A Feeling"
これまで演ってきた曲のおさらいといった感じで上記3曲が次々に演奏される。

"Stand By Me"
ジョンがソロで取り上げた曲としても有名だが、ここではポールがヴォーカルを取っている。が、残念ながらここでも流されるのはわずか数秒である。

"Maxwell's Silver Hammer"
リハーサル中にジョージのものと思われるギターが床に落ちるというアクシデントが発生。

"You Win Again"
ジョンがピアノを弾きながハンク・ウィリアムズのカバーを歌っている。

"I Me Mine"
曲に合わせてジョンとヨーコがダンスを踊っている。

続いてリンゼイ・ホッグ監督がショーのセットを検討しているシーンが映し出される。だが、相変わらず考えはまとまらない。

ショーについて監督とリンゴが話している途中で印象的なシーンが登場する。リンゴがこう言うのだ、(ピアノを弾いているポールを見て)「それより僕は彼を見ていたい。聴き惚れるよ。」どうやらリンゴは昔からポールの理解者であり、ファンでもあったようだ。

そんなこんなで撮影、リハーサルも5日目が終了。丸1週間が経ったが、音楽も、ライヴも、ドキュメンタリーも依然として方向性が定まらないままである。さて、これからどうなっていくのか・・・。

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