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マッカートニーⅢの評価が難しい

今日の1曲:『彩~Aja~』/サザンオールスターズ

発売から早や2か月が経過したが、僕はいまだに『マッカートニーⅢ』の評価を絞り切れずにいる。はっきり言ってこのアルバムが「いいのか悪いのか」「好きなのか好きじゃないのか」さえ自分の中でまだ答えらしい答えが出てこないのだ(笑)。

現時点で一つだけはっきり言えることは、このアルバムはポールのアルバムにしては全体的に楽曲が弱いということである。

前作『エジプト・ステーション』と比較しても、2000年以降に発売された『ケイオス・アンド・クリエーション~』『メモリー・オールモスト・フル』『NEW』など近年のポールの傑作アルバムたちと比較しても、いかにも楽曲自体が弱いと感じられるのだ。

しかし、だからといってこのアルバムが「駄作」なのかといえば、全然そんなことはない。むしろ前述したどのアルバムにもない独特の空気、臨場感、切れのあるサウンド等々を感じるし、実際にアルバムを1曲目から聴き始めたら、いつの間にか最後まで聴いてしまう、そんな不思議な魅力を備えているのだ、このアルバムは・・・。

1曲目の『ロング・テイル・ウインター・バード』だけをとってみても、ポールが「攻め続けている」ことがよくわかる。おそらく、ありとあらゆることをやり尽くしたと思える78才の今になっても、彼はさらに新しいことに挑戦し続けている。そして、そのたゆまぬ実験的精神において、『マッカートニーⅢ』はかなりの成功を収めていると僕には思えるのである。

それにしても、1970年代の頃のライトで、ポップで、甘ったるいラブソングを量産していたポールはいったいどこへ行ってしまったのだろう(笑)。いや、これは批判ではなく、彼への褒め言葉である。

『ケイオス・アンド・クリエーション~』以降のポールは硬派で、シリアスな傾向が徐々に強まってきていると思う。彼の生来の性格からしてけっして深刻にはならないが、しかし昔よりはるかに男性的で、硬質で、玄人受けするサウンド志向へと彼は今も向かっているように感じられる。そして、そのことが唯一無二のマッカートニーミュージックにさらなる広がりと深みを与えていると思う。

僕が『マッカートニーⅢ』にある一定の評価を与えるのはまだまだ先になりそうだ。



今日の1曲:『彩~Aja~』/サザンオールスターズ
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