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映画『ゲット・バック』先行動画の衝撃

今日の1曲:『ただお前がいい』/中村雅俊

12月21日ついにそのベールを脱いだ映画『ゲット・バック』の先行映像。

僕はまずその映像のあまりの鮮明さに我が目を疑った。そして次にメンバー全員の生き生きとした表情に衝撃を受けた。

僕は半ば放心状態でこの先行映像を観終わった。僕は奇跡を目撃したのだった。

映画『ゲット・バック』先行映像

映画『ゲット・バック』がビートルズの歴史さえも塗り替えるような重要な作品になるかもしれないことはある程度予測はしていたし、過去のブログ記事でもその事について何度も書いてきた。

しかし、これほどまでにすばらしい映像が届けられるとは正直思っていなかった。

簡単に言ってしまえば、僕はこの正味3分半ほどの映像を観ただけでもう満足したような気分になってしまったのだ。それぐらい、この映像は息を飲むほどに美しく、またビートルズの魅力をすべて凝縮したかのような魅力を備えていた。僕がこれまでに観たビートルズ関係の映像の中で一番といってもよかった。

いやあ、ほんとに長生きはするものだ。まさか映画『レット・イット・ビー』の公開から50年後に、このような映像が観れるようになるとは・・・。これはきっとビートルズ自身でさえ予想していなかったことであろう(それはポールの過去コメントにも表れている)。ジョンとジョージにも生きてこの映像を観てほしかったと思う。

暗く、陰鬱な雰囲気が充満している『レット・イット・ビー』の映像とは雲泥の差である。やはり、映画『レット・イット・ビー』はビートルズ解散という最悪の状況下を逆に利用した印象操作映画であった可能性が高い。つまり、彼らが楽しくセッションし、笑い合い、和気あいあいと語り合うシーンは意図的にカットし、暗く、険悪で、口論しているシーンばかりを寄せ集めて一本の映画に作り上げたのである。

だが、ある意味それは必然と言えたのかもしれない。なぜなら、解散直前のグループが仲良くセッションを楽しんでいたとしたら、それは観る者を大きな混乱に陥れることになったかもしれないからだ。そんな映画を観たら、ファンはきっと解散という事実を直視し、受け入れることなどできなかったにちがいない。

映画『ゲット・バック』は、きっと世界中のビートルズファンにとって最大・最高の宝物になるであろう。ビートルズ伝説は終わっていなかった。音楽で『アビイ・ロード』という最高傑作で締めくくったビートルズは、映像作品としても最高の作品を僕たちファンのために残してくれたのである。映画『ゲット・バック』、公開は2021年8月27日、あと9か月後だ。

The Beatles: Get Back(ハードカバー、英語)2021年8月31日発売予定


今日の1曲:『ただお前がいい』/中村雅俊
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