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『フレイミング・パイ』リマスター盤の感想 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ・・・プラス!PLUS!+!

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『フレイミング・パイ』リマスター盤の感想

今日の1曲:掌の夏/太田裕美

『フレイミング・パイ』リマスター盤が発売された。めでたし、めでたし。

だが、僕は未だどのヴァージョンも買っていない。なぜなら、アマゾン・ミュージックでいち早くデラックス・エディションの大半の曲が聴けてしまうからだ(笑)。

月額760円を支払っているとはいえ、3万円以上もするデラックス・エディションのほとんどの曲が無料で聴けてしまうのだから、ほんとうにありがたいかぎりである。これだけで実質何万円分も得をした気分になる(笑)。

実際にはCD4の『ザ・バラッド・オブ・ザ・スケルトンズ』と、CD5(フレイミング・パイ・アット・ザ・ミル)以外は全曲が聴ける。(といっても、『ザ・バラッド・オブ・ザ・スケルトンズ』はアマゾン・ミュージック内でそれだけを単独で聴けるし、CD5はポールによるスタジオ内ツアーで楽曲はないと思われるから、ほぼ問題はなしだ。)

とはいえ、やはりデラックス・エディションのパッケージはファンとしては超貴重だから、懐に余裕のある時に再度購入を考えるとしよう。


さて、実際に音を聴いた感想についてだが、一度通しで聴いたかぎりでは、個人的にはこれまでに発売されたアーカイヴ・コレクションの中でも1、2を争う内容ではないかとの印象を受けた。

ボーナスディスクのCD2、CD3、CD4、そのどれもが非常に聴きごたえがある。

CD2はポールがギター1本、もしくはピアノ1台で弾き語る初期のデモヴァージョンの数々がアルバムと同じ曲順で並べられている。極めてプライベートな音源であるために音自体はあまりよくないのだが、そんなことはまったく気にならないほどシンプルで強烈な魅力に溢れている。まさにポールの日常的な創作活動にじかに触れられるかのような、ファンにとってはたまらない内容といえる。ポールがいかに巨大な才能を持つ類いまれなアーティストであるかを知る道しるべともなるであろう。

CD3はレコーディングの空間をスタジオに移し、不完全ではあるが、作品としてかなりまとまりのあるヴァージョンがアルバムとは異なった曲順で再構成されている。時にはポール、リンダ、リンゴの親密な会話さえも収録されているこのCD3は、実際その完成度もなかなかのもので、僕にとっては「もう一つのフレイミング・パイ」と呼んでも差し支えないほどの感動を与えてくれた。ひょっとすると、このCD3は長く愛聴することになるかもしれない。

CD4は、これまでファンの間でも入手が比較的困難であった曲の数々とポールのラジオショー『ウブ・ジュブ』の編集版が聴ける。それにしても『ウブ・ジュブ』は聴いているだけで楽しい気分になる。ストリーミングのみでもよいから、ぜひとも完全版を公開してもらいたいものだ。

今回改めてすべてを聴き終えて思うことは、『フレイミング・パイ』はやはりポールにとって一つの大きな区切りとなる作品であり、同時にポールソロ期における最高傑作の一つということである。このアルバムと共にポールは現代最高のクリエイターとしての威信を取り戻し、本格的なカムバックを果たした、そしてこの流れは紆余曲折を経ながらも、2000年以降の黄金期へと引き継がれてゆくのである。


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