【AMU】ポールの弟マイクのアルバム:『Mcgear』
今日の1曲:『セーラ』/フリートウッド・マック
ポールの弟、マイク・マッカートニーがソロアルバムを出していることはずっと前から知っていた。
でもはっきり言ってまったく興味がなかった。というのも、そのマイクのアルバムは全然売れていなかったし、彼のミュージシャンとしてのキャリアは一般的に見れば一流はおろか、二流としての評価さえも確立しているとは言い難かったからだ。
だから、彼がソロアーティストとしてアルバムを発売できたのは親の七光りならぬ、「ポールの七光り」があったから、ただそれだけの理由だと勝手に思い込んでいたのである。
注)ただし、厳密には彼を二流と呼ぶのは大間違いで、本国イギリスにおいて、彼はスキャッフォールドというグループのメンバーとしてなんと全英No.1シングル『Lily The Pink』を含め、合計3枚のシングルをチャートトップ10に送り込んでいるのだ。しかし、それにしても兄弟そろって全英No.1獲得とは!ごめんねマイク。
参考:
Thank U Very Much - The Very Best Of The Scaffold
ところがである・・・。いつの頃だったか、アマゾンで彼のセカンドアルバム『McGear』(1974年発売)のアルバム評価が4つ星以上であるのを見てから、このアルバムだけは1度は聴いておきたいとずっと思い続けていた。ただ、わざわざお金を出してまで買おうとは思わなかっただけだ(笑)。
そんなわけで、僕はアマゾン・ミュージック・アンリミテッドでこのアルバムが無料で聴ける日が来ることを待ちわびていたのである。
そして、ついにその日が来たのだ。つまり、アマゾン・ミュージックで、『McGear』の配信が開始されたのである。
もちろん、僕は飛びついた。そしてアルバムを初めから終わりまで聴いた・・・。
感想は、よい意味で期待を裏切られた。まず各楽曲のレベルが高い。そしてポールをはじめとする当時のウイングスのメンバーたちによる演奏、コーラスがすばらしい。そこにはまったく手抜きのかけらも感じられない。むしろポールの弟だから精一杯サポートしてやろうという意気込みに溢れているのである。
とにかくこのアルバムは不思議なことに途中で飛ばすことなく聴けてしまうのである。
楽曲の作者は10曲中6曲がマイク本人の手になるもの。自作曲の出来はどれもなかなかのものだ。そして3曲がポールとリンダの共作(2、4、6)、1曲がブライアン・フェリー(1)のカバーというところも興味深い。特にシングルカットされた『Leave It』はいかにもポールらしいアップテンポのポップソングで、僕は即座に気に入ってしまった。
マイクのヴォーカルは特別優れているというわけではないが、なんというかクセがなくてすんなりと入ってくる。うん、けっして悪くはない。
結論:ポールの七光りでないことだけはたしかである。反省・・・。
とにかく、このアルバム、プロデュースもポール自身だし、ファンならば一度は聴いておくべきだと思う。若き天才、ジミー・マッカロックのギタープレイも聴けるしね。オススメです。
『McGear』/マイク・マクギア(マイク・マッカートニー)
ポールの弟、マイク・マッカートニーがソロアルバムを出していることはずっと前から知っていた。
でもはっきり言ってまったく興味がなかった。というのも、そのマイクのアルバムは全然売れていなかったし、彼のミュージシャンとしてのキャリアは一般的に見れば一流はおろか、二流としての評価さえも確立しているとは言い難かったからだ。
だから、彼がソロアーティストとしてアルバムを発売できたのは親の七光りならぬ、「ポールの七光り」があったから、ただそれだけの理由だと勝手に思い込んでいたのである。
注)ただし、厳密には彼を二流と呼ぶのは大間違いで、本国イギリスにおいて、彼はスキャッフォールドというグループのメンバーとしてなんと全英No.1シングル『Lily The Pink』を含め、合計3枚のシングルをチャートトップ10に送り込んでいるのだ。しかし、それにしても兄弟そろって全英No.1獲得とは!ごめんねマイク。
参考:
Thank U Very Much - The Very Best Of The Scaffold
ところがである・・・。いつの頃だったか、アマゾンで彼のセカンドアルバム『McGear』(1974年発売)のアルバム評価が4つ星以上であるのを見てから、このアルバムだけは1度は聴いておきたいとずっと思い続けていた。ただ、わざわざお金を出してまで買おうとは思わなかっただけだ(笑)。
そんなわけで、僕はアマゾン・ミュージック・アンリミテッドでこのアルバムが無料で聴ける日が来ることを待ちわびていたのである。
そして、ついにその日が来たのだ。つまり、アマゾン・ミュージックで、『McGear』の配信が開始されたのである。
もちろん、僕は飛びついた。そしてアルバムを初めから終わりまで聴いた・・・。
感想は、よい意味で期待を裏切られた。まず各楽曲のレベルが高い。そしてポールをはじめとする当時のウイングスのメンバーたちによる演奏、コーラスがすばらしい。そこにはまったく手抜きのかけらも感じられない。むしろポールの弟だから精一杯サポートしてやろうという意気込みに溢れているのである。
とにかくこのアルバムは不思議なことに途中で飛ばすことなく聴けてしまうのである。
楽曲の作者は10曲中6曲がマイク本人の手になるもの。自作曲の出来はどれもなかなかのものだ。そして3曲がポールとリンダの共作(2、4、6)、1曲がブライアン・フェリー(1)のカバーというところも興味深い。特にシングルカットされた『Leave It』はいかにもポールらしいアップテンポのポップソングで、僕は即座に気に入ってしまった。
マイクのヴォーカルは特別優れているというわけではないが、なんというかクセがなくてすんなりと入ってくる。うん、けっして悪くはない。
結論:ポールの七光りでないことだけはたしかである。反省・・・。
とにかく、このアルバム、プロデュースもポール自身だし、ファンならば一度は聴いておくべきだと思う。若き天才、ジミー・マッカロックのギタープレイも聴けるしね。オススメです。
『McGear』/マイク・マクギア(マイク・マッカートニー)
2020-07-21 │ Amazon Music Unlimited 【AMU】 │ Edit