ポールの曲:『Survenir(スーべニア)』
今でこそポールソロ期の名盤の一つに数えられる『フレイミング・パイ』だが、発売当時、わが国日本での評価は割合と地味なものであった(オリコン最高位14位)。また日本とは裏腹に、本作はアメリカで本格的なチャートカムバック(最高位2位)を果たした記念すべき作品でもあるのだが、個人的にはこのアルバムの本当のよさに気づくまでには10年以上の時間を要したという思い出がある。
要するにアルバム全体のカラーがポールにしては本当に珍しく地味なのである。売ってやろうという力みがまったくなく、実に自然体である。ある意味「枯れたマッカートニー」ともいえる。
そんな枯れたマッカートニーがこの曲『スーベニア』でも堪能できる。
驚くなかれ、発売から10年以上も僕はこの曲や『カリコ・スカイズ』『リトル・ウィロー』などの曲がまったく好きになれなかった。
今では『スーベニア』はビートルズを含めてポールが作った曲の中でも最上位に位置する作品であると思っている。どの曲にもまったく似ていない完全に独創的なポールならではの名曲だ。
加えてジェフ・リンによるプロデュースもこの曲のよさを最大限に引き出すことに成功している。
ポールにしては珍しくマイナー調で不安定な印象を与えるイントロで始まるが、曲は徐々に盛り上がり、サウンドは厚みを増し、最後はゴスペル調の壮大なクライマックスを迎える。一見地味でも、けっしてそれだけでは終わらないのがマッカートニーミュージックのいいところ。これぞ、ポール、マッカートニー!!!。
この曲がベスト盤『ピュア・マッカートニー』に収録されたのはファンとしても嬉しいかぎり。アマゾンミュージックHDではこの曲を含め『フレイミング・パイ』からの数曲がULTRA HDの最高音質で聴ける。ULTRA HDで聴くポールの曲はまた格別だ。
ピュア・マッカートニー/Amazon Music Unlimited
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ポールにしては珍しくマイナー調で不安定な印象を与えるイントロで始まるが、曲は徐々に盛り上がり、サウンドは厚みを増し、最後はゴスペル調の壮大なクライマックスを迎える。一見地味でも、けっしてそれだけでは終わらないのがマッカートニーミュージックのいいところ。これぞ、ポール、マッカートニー!!!。
この曲がベスト盤『ピュア・マッカートニー』に収録されたのはファンとしても嬉しいかぎり。アマゾンミュージックHDではこの曲を含め『フレイミング・パイ』からの数曲がULTRA HDの最高音質で聴ける。ULTRA HDで聴くポールの曲はまた格別だ。
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