ポールの曲 “San Ferry Anne(サン・フェリー・アン)”
アルバム「スピード・オブ・サウンド」はポールがウイングスをバンドとして強く意識して作られたアルバムと言われている。事実、アルバム中ポール自身がリードボーカルをとっている曲はたったの6曲しかない。したがって、ポールさえ聴ければいい僕としてはかなり不服ではあるのだが、1976年の歴史的な全米ツアーを前にバンドとして一つにまとまろうとしたポールの意気込みには逆らえない。これはこれとして、ありがたく受け止めるしかないのである。ありがたや、ありがたや…。
それでもポールが歌っている6曲すべてがいい曲であることは大きな救いだ。今回取り上げた“San Ferry Anne”もポールの天才的なセンスが光るシンプルで美しい一品だと思う。どちらかといえば地味で、取り上げられることの少ない曲なので、今回はあえて選んでみた。
ポールはこの曲を実にさらっと歌いあげている。この軽さがなんとも心地良い。曲の長さもわずか2分ぐらいだから、始まったかと思うと、あっという間に終わる。だから、何度でも聴きたくなってしまうのだ。夜寝る前に聴くのがオススメだが、この曲に続く「やさしい気持ち」とセットで聴くと、幸せな気分で眠りにつけること請け合いである。シンプルではあるけれども、いつまでも長く聴き続けられる名曲だと思う。
それでもポールが歌っている6曲すべてがいい曲であることは大きな救いだ。今回取り上げた“San Ferry Anne”もポールの天才的なセンスが光るシンプルで美しい一品だと思う。どちらかといえば地味で、取り上げられることの少ない曲なので、今回はあえて選んでみた。
ポールはこの曲を実にさらっと歌いあげている。この軽さがなんとも心地良い。曲の長さもわずか2分ぐらいだから、始まったかと思うと、あっという間に終わる。だから、何度でも聴きたくなってしまうのだ。夜寝る前に聴くのがオススメだが、この曲に続く「やさしい気持ち」とセットで聴くと、幸せな気分で眠りにつけること請け合いである。シンプルではあるけれども、いつまでも長く聴き続けられる名曲だと思う。