僕の好きな曲 “秋の気配” by オフコース
日本の音楽史に燦然と輝くスーパーグループ、オフコース。
しかしながら、その全盛期にリアルタイムで彼らの音楽を聴く幸運に恵まれていたにもかかわらず、10代後半の僕は寝ても覚めてもビートルズとポール・マッカートニーに明け暮れていた。
そのため、悲しいかな小田和正の女性的なヴォーカルと美しすぎるメロディーは、当時の僕にはただ軟弱で繊細すぎる女子供の聴く音楽としか映らなかったのである。
全くもって偏見ほどおそろしいものはない。
そんな独断と偏見に満ちあふれた僕が、オフコースのすばらしさに気付くようになるのは、彼らがとうの昔に解散してしまった1985年前後のことである。
当時ある女性に淡い恋心を抱いていた僕の心の中に、突然オフコースのメロディーが強烈に共鳴し始めたのだった。
そのとき初めてオフコースの音楽がなぜ若者に絶大な支持を得ていたのかがわかった。
それは、オフコース、特に小田和正の創り出す音楽が恋する人たちの心の波長と見事なまでに同調・共鳴していたからだった。
それは恋をした人にしかわからない独特な何物かを表現していた。
僕はたちまちオフコースの音楽の虜になった。
その中でも、僕が当時もそして今も変わらず特別に好きな一曲がこの“秋の気配”である。
永遠に色褪せることがないと思われる美しきメロディー…。
日本人にもこんな曲が作れる人がいるのだ。日本人に生まれて本当に良かったと思える名曲だ。
そして最近になって初めて気がついたのは、ドラムスの演奏が案外すばらしいということだ。
アコースティックな曲にもかかわらず、大間ジローのドラムスがこの名曲をいっそう盛り上げているのである。
一般的に彼がどのような評価がされているかは知らないが、個人的には非常に好きな演奏スタイルだと思った。かなりうまいと思う。
ドラムスを意識しながらオフコースの曲を聴いたことはなかったので、僕にとってこれは大きな発見だった。
そう考えながら聴くと、ジローさんは非常に安定感のある心地良い演奏をたくさん残しているのだ。
やはりスーパーグループにはそれ相応のプレイヤーたちが集まるものなのだな、などと妙に感心してしまうのであった。
(少しだけネットで調べてみたら、ちゃんと公式HPもあるし、元気で活動されているようでなんとなく安心した)
最後に付け加えておくが、僕が好きなオフコースは清水仁(b)、大間ジロー(drm)、松尾一彦(g)の3名が加入した後のオフコースである。
彼らの加入がいかに大きな化学反応をもたらしたかは、今さら僕が語る必要はないだろう。
しかしながら、その全盛期にリアルタイムで彼らの音楽を聴く幸運に恵まれていたにもかかわらず、10代後半の僕は寝ても覚めてもビートルズとポール・マッカートニーに明け暮れていた。
そのため、悲しいかな小田和正の女性的なヴォーカルと美しすぎるメロディーは、当時の僕にはただ軟弱で繊細すぎる女子供の聴く音楽としか映らなかったのである。
全くもって偏見ほどおそろしいものはない。
そんな独断と偏見に満ちあふれた僕が、オフコースのすばらしさに気付くようになるのは、彼らがとうの昔に解散してしまった1985年前後のことである。
当時ある女性に淡い恋心を抱いていた僕の心の中に、突然オフコースのメロディーが強烈に共鳴し始めたのだった。
そのとき初めてオフコースの音楽がなぜ若者に絶大な支持を得ていたのかがわかった。
それは、オフコース、特に小田和正の創り出す音楽が恋する人たちの心の波長と見事なまでに同調・共鳴していたからだった。
それは恋をした人にしかわからない独特な何物かを表現していた。
僕はたちまちオフコースの音楽の虜になった。
その中でも、僕が当時もそして今も変わらず特別に好きな一曲がこの“秋の気配”である。
永遠に色褪せることがないと思われる美しきメロディー…。
日本人にもこんな曲が作れる人がいるのだ。日本人に生まれて本当に良かったと思える名曲だ。
そして最近になって初めて気がついたのは、ドラムスの演奏が案外すばらしいということだ。
アコースティックな曲にもかかわらず、大間ジローのドラムスがこの名曲をいっそう盛り上げているのである。
一般的に彼がどのような評価がされているかは知らないが、個人的には非常に好きな演奏スタイルだと思った。かなりうまいと思う。
ドラムスを意識しながらオフコースの曲を聴いたことはなかったので、僕にとってこれは大きな発見だった。
そう考えながら聴くと、ジローさんは非常に安定感のある心地良い演奏をたくさん残しているのだ。
やはりスーパーグループにはそれ相応のプレイヤーたちが集まるものなのだな、などと妙に感心してしまうのであった。
(少しだけネットで調べてみたら、ちゃんと公式HPもあるし、元気で活動されているようでなんとなく安心した)
最後に付け加えておくが、僕が好きなオフコースは清水仁(b)、大間ジロー(drm)、松尾一彦(g)の3名が加入した後のオフコースである。
彼らの加入がいかに大きな化学反応をもたらしたかは、今さら僕が語る必要はないだろう。
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