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エジプト・ステーション VS  NEW

1枚のアルバムをある程度客観的に評価できるようになるまでには、けっこう時間がかかるものである。

人によっても個人差はあるだろうが、僕の場合は最低でも3ヶ月から半年、場合によっては1年以上時間がかかることもあると考えている。

特にポールのニューアルバムとなると様々な期待や思い入れ、偏愛、妄想の類いが入り混じってくるから始末が悪い(笑)。さすがに50を過ぎると昔ほど現実とかけ離れた評価をすることは少なくなったと自分では思っているのだが、それでも過去記事などを読み返してみると恥ずかしくなるようなことも少なくない。

というわけで、最新アルバム『エジプト・ステーション』の評価である。

発売から半年以上が過ぎて、ようやく僕も客観的な評価ができるようになったかなと思い、改めてアルバムを最初から最後まで聴き直してみた。

そして今回は同時に比較対象として1枚前のアルバム『NEW』も続けて聴き直してみた。


してその感想は・・・

すばらしい、の一言である。

『エジプト・ステーション』『NEW』、共にほとんど優劣がつけ難い真の名盤であることを今回改めて確認した。

今さらながら、どちらもポールが70代に製作したアルバムとはとても思えない。聴いていてはっきりわかるのは声の衰えぐらいであり、創造性の息吹は恐ろしいまでに健在である。

とにかくアルバムを頭から聴いていても、1曲も飛ばす必要がない。冗談抜きに今回最初から最後まで完全再生であった(2枚共)。この捨て曲のなさはいったい何なのだろう。このところAMUでいろんなアーティストのアルバムを聴きまくっているからこそ、よけいにわかってしまったポールのアルバム=驚異的な完成度の高さ、である。やっぱりレベルが違う。ほとんどのアーティストは比較の対象にさえならないほどだ(個人的な感想です)。

最近ライヴではとみに声の衰えが心配されるポールではあるが、そんな中で『エジプト・ステーション』という真の名盤を「実際に」生み出してしまったこの人の実力の前に僕はただただひれ伏すのみである。僕たちはこの現実(奇跡)を謙虚に受け止め、2019年の今も元気で活動を続けるポールに感謝するしかないだろう。

こりゃほとんど生き神様ですな。

硬派なロック『NEW』に対し、ポップな面がやや強調された『エジプト・ステーション』。どちらが優れているか、ではなくどちらもすばらしいというのが結論。あとは好みの問題である。僕は以前の記事でも書いたが、やはりほんの少し『NEW』の硬質なサウンドが好きであるらしい。

さらにこの記事を書きながら『メモリー・オールモスト・フル』『ケイオス・アンド・クリエーション・イン・ザ・バックヤード』と時間を遡ってみた。

圧巻である。各アルバムが独自の個性を持ちながら、しかも非常に高いレベルでの着地に成功している。まるでかつてのビートルズのアルバムがそうであったように・・・。

もうこうなったらこれら4枚をまとめて後期の超名盤と呼んでもまったく差し支えなかろうと思う。

『ケイオス』以降、ポールはポールを超えたのだ。ポール・マッカートニー偉大なり。

『エジプト・ステーション』が全米No.1を取れたのはただ単純にキャピトルへの移籍とリリースのタイミングがよかったのだと思う。作品の内容的には4枚共に(4作連続で)No.1を取ってもけっしておかしくなかったのだ(と、僕は深く信じている)。ポールのアーティストとしての晩年はまばゆいばかりに光り輝いている。

※3/30付ビルボードアルバムチャートで『エジプト・ステーション』が86位に再エントリーした。

エジプト・ステーション


NEW


メモリー・オールモスト・フル


ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード


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