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『エジプト・ステーション』雑談的レビュー その1 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ・・・プラス!PLUS!+!

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『エジプト・ステーション』雑談的レビュー その1

1.Opening Station/オープニング・ステーション
かつてポールが得意としたコンセプト・アルバムが帰ってきた。思えばポールは「同じ事を二度とやらない」というポリシーを頑なに守り続けようとしすぎたのではあるまいか。好きならば同じことを何度やってもいい。「どの道それは全く同じにはなり得ない」のだから・・・。『エジプト・ステーション』はポールの原点回帰のアルバムでもある。

そして、今列車は始発駅を離れる。これからどんな美しい景色が待っているのだろうか。

『オープニング・ステーション』・・・アルバムの始まりを告げる重要な曲である。


2.Get Started/ゲット・スターティッド
2曲目は事実上アルバムのオープニングナンバーとなるが、ポールが選んだ曲は『アイ・ドント・ノウ』である。しかし、一人のファンとしてはその意図は大いに尊重するものの、長年ポールの作品を聴き続けてきた僕にとってこの選曲は最初からかなり違和感があった。ダークとまではいかないが、オープニングにしては少し気分がダウンしてしまうような感覚があったからだ。

そこでポールには悪いがボーナストラックの『ゲット・スターティッド』を2曲目に、『ナッシング・フォー・フリー』を『バック・イン・ブラジル』の次に持ってくることで個人的にはより楽しめるアルバムになった。ボーナストラックは2曲ともアウトテイクにしておくにはもったいない曲であり、個人的にはこれでより『エジプト・ステーション』は完璧なアルバムになったと思っている。

『ゲット・スターティッド』はポールらしい明るい曲調のポップソングで、アルバムのオープニングにはピッタリだと思う。ポールの声も信じられないくらいに若々しく、これがウイングス全盛時の曲だと言われてもわからないぐらいだし、曲自体のレベルも個人的にはビートルズ級の評価をしている。この曲はライヴのオープニングに使ってもよいほどの本当にすばらしい曲だと思う。

また曲終盤での再起動とすさまじいまでのシャウト!シャウト!!これにはまいった。これが本当に76才なのか??昔の録音を引っぱり出してきたのではないかと思ってしまうほどだ。


2.I Don't Know/アイ・ドント・ノウ
まるで列車がゆっくりと走り始めるように、『アイ・ドント・ノウ』は美しくスローなピアノソロで幕を開ける。しかし、それは美しくも悲し気なメロディー。ある意味ポールには似つかわしくない曲調で、最初は戸惑ったオールドファンも多かったかもしれない。しかし、けっして感情に流されないのが最近のポールのいいところ。結果的にアルバム中1、2を争う完成度になった。

演奏はほぼすべてをポールとグレック・カースティンだけで行なっている。僕が驚いたのはドラムスをポールが担当していることで、とてもツボを押さえたいい演奏だと思う。また、この曲にかぎったことではないが、本アルバムでは本職のベースもなかなかいい仕事をしていると思う。

問題は聴き覚えのない女性とおぼしきバッキングヴォーカルである。この曲以外にもアルバムの随所に効果的なバッキングヴォーカルが聴かれるのであるが、今のところ名前は判明していない。というか、この曲のクレジットにはポールとグレッグ・カースティン、他にツィンバロム奏者が1名記載されているだけなのだ。そして、同時にグレッグ・カースティンには「バッキング・ヴォーカル・アレンジメント」とクレジットされているのである。ということは、つまりポールかグレッグのヴォーカルに手を加えてバッキングヴォーカルとして使用しているとも考えられるのだが、もしそうだとすれば高い技術だと思う。バッキング・ヴォーカルについては『エジプト・ステーション』の謎の一つとしておこう(笑)。

『エジプト・ステーション』というアルバムはこの曲や『カム・オン・トゥー・ミー』などのようにカラフルな「音が詰まっている曲」と、『ハッピー・ウィズ・ユー』や『コンフィダンテ』のように余分なアレンジを省いた「音が詰まっていない曲」に大きく分かれるように思う。

はからずも、以前のブログ記事で僕はこのアルバムは「ポールのサージェントペパーズ」のようでもあり「ポールのホワイト・アルバム」のようでもあると書いたのだが、まさに厚みのある音とシンプルな音が混在していて、なおかつ続けて聴いても統一感があるという不思議な感じになっているのが特徴の一つであると思う。

グレッグ・カースティンのプロデュース力には驚くばかりで、まずは磨き上げられたような音色の美しさに圧倒される。しかも、長時間聴いても耳疲れしないのはまったく不思議である。そして左右のチャンネルに絶妙のバランスで音を配置する力量・・・これはかつてのビートルズの作品と比較してもけっして聴き劣りしないものがある。音を細部まで聴き込んでやろうと意気込んでしまう、そんな楽しさを感じる音作りである。しかもどんなタイプの音楽にも対応できる万能的な才能を感じてしまう。売れっ子のプロデューサーというのも納得だが、できればもう1作ぐらい「違うタイプのアルバム」をポールと一緒に作ってほしいなというのが現時点での個人的な希望である。(続く)

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