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僕の好きな曲:『花束を君に』 by 宇多田ヒカル

【本記事はポールマッカートニーとは関連のない記事となります】

定額制音楽配信サービス「AWA」の3ヶ月無料体験も終わりが近づいてきた。

実際に利用してみて気付いたことは、「洋楽は強いが、邦楽が非常に弱い」ということ。

あえて名前は挙げないが、なにしろ邦楽の大物クラスの曲がほとんどと言っていいほど配信されていないのである。

自分の作品を安売りしたくないという気持ちもわかるが、もう時代は変わっている。過去にレコード、CDでは散々大儲けしたのだから、ここは音楽ファンのために主要な作品ぐらいは配信してほしいものだと心の底から思った次第。でなければ、このすばらしいサービスも日本で定着するにはまだまだ時間がかかるだろう。

と、個人的な小言はこれぐらいにして、さすがと思ったのが宇多田ヒカルである。なにしろ、ほとんどの作品が配信されているのである。

ただ僕は今まで宇多田ヒカルの才能は認めつつも、実はそれほど好きなアーティストではなかった。つまりヒット曲は何曲か知っていたが、アルバムを買おうとまで思ったことは一度もないといった風である。そこで、この機会に彼女の作品をまとめて聴き直してやろうと思ったわけである。

聴き直して思ったのは、やはりオレには合わないな、ダメかなということだった。2016年のアルバム『Fantôme』を聴くまでは・・・。

つまり、僕は彼女の一番新しいアルバムでついに宇多田ヒカルに目覚めたのである!(笑)

このアルバムはファンの間では重いとか暗いとか言われているようだが、今まで完全に部外者だった僕にしてみればなんのなんの、このアルバムは重くも暗くもない。彼女のアーティストとしての才能がいよいよ円熟の域を迎え、さらに大きく花開こうとする記念碑的な作品であると思う。

いや、本当にびっくりした。宇多田ヒカルは真に世界クラスの才能を持つ日本の宝であると思う。いや、むしろ彼女はさまざまな紆余曲折を経て今まさにそのステージまで成長を遂げたと言ったほうが正しいかもしれない。

日本が誇る本物の才能。本物のアーティストである。

というわけで、僕にとって『Fantôme』以前の彼女はそれほど重要ではない。だが、『Fantôme』は間違いなく長く聴き続けるアルバムになるだろう。

そして、中でも『花束を君に』は名曲中の名曲。平成の日本を代表する1曲として長く僕の心に残るだろう。

世間の評価はどうか知らないが、宇多田ヒカルはアルバム『Fantôme』で化けたと思う。そしてこのレベルの作品を作り続けるかぎり、僕はいつまでも彼女を追いかけ続けるだろう。

折しも彼女の最新アルバム『初恋』が発売されたばかりである。そして、あまりにも『Fantôme』の衝撃が大きかったものだから、僕は『初恋』を聴くのを躊躇してしまっている。聴く決心ができるまでにはまだもう少し時間がかかるだろう。

参考:
宇多田ヒカル 『Fantôme』

宇多田ヒカル 『初恋』

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