FC2ブログ

ポールの曲:『レインクラウズ(Rainclouds)』 - Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ・・・プラス!PLUS!+!

Macca Go Go Go! ポール・マッカートニーファンブログ・・・プラス!PLUS!+! ホーム » ポールの曲 » ポールの曲:『レインクラウズ(Rainclouds)』

ポールの曲:『レインクラウズ(Rainclouds)』

前回の続き。

クルマの中ではあったが、久しぶりにポールのアルバムを続けて何枚か聴いたことにより、僕の中で多くの気づきが起こったのである。

そのうちの1つが、『タッグ・オブ・ウォー』アーカイヴ・コレクションのボーナストラック、特に最後の3曲のすばらしさだった。

『エボニー・アンド・アイヴォリー』ソロ・バージョン

『レインクラウズ』

『アイル・ギヴ・ユー・ア・リング』

3曲全部について書いていたら長くなるので、今日は『レインクラウズ』のみについて書こう。


この曲は元々シングル『エボニー・アンド・アイヴォリー』のB面として発売された。

僕は当時19才。このアナログのシングル盤は持っていて、B面にしてはいい曲だなぁと思っていたものだ。何度も何度もレコードをひっくり返しては聴いたのをよく覚えている。

しかし、その後僕が知る限り長らくこの曲がCDフォーマットとして発売されることはなかった。

2015年、『タッグ・オブ・ウォー』のアーカイヴリリースのボーナスオーディオとして、こうしてリマスター&CD化されたのは本当に喜ばしい限りである。僕自身も約30年ぶりにこの曲をフルコーラスで聴いて胸が躍る思いがしたものだ。

そして、先日クルマの中でこの曲を聴き、いや~改めてホントにいい曲だよなと・・・。

しかしアルバムのアウトテイクにしておくには完成度が高すぎる気がする。

そして、僕があとから知ったのは、この曲がジョンが亡くなった日にレコーディングされたという事実だった。


ジョンの悲報を知ったその日に、ポールは予定通りエア・スタジオに現われた。

そして、ジョージ・マーティンがレコーディングを中止するかと尋ねたところ、ポールはやると答えたのだという。

当時レコーディングに関わった人々からの話では、ポールは見ていられないほど最悪の状態であった。

にもかかわらず、あえてレコーディングを決行したのは、きっと悲しみが深すぎて何かをやらずにはいられなかったからであろう。


そうして、改めてこの曲を聴くと、たしかに『レインクラウズ』には他の曲にはない荘厳な雰囲気というか、ピンと張り詰めた緊張感があるように思われる。

緑の山々、深い谷と銀色の川、そしてひんやりとした空気・・・。

気がつけば、いつの間にか立ち込める黒い雨雲(レインクラウズ)。

ポールの曲ではあまりないことなのだが、僕の脳裏には、かなりはっきりとした情景が浮かんでくる。


無理やり関連付けるつもりはないが、「雨雲」とはあまりに象徴的ではないか。

それゆえ、ポールはこの曲の再公開を長い間先延ばしにしていたのではなかろうか。

それにしても、この記事を書いていて思ったのだが、ジョンが亡くなってからもう37年も経つというのに、僕はまだあの悲しみから立ち直れていない。多くのファンもきっとそうだろう。

それでも、この曲を楽しむ心の余裕くらいはできたのかもしれない。

こうしてたまにでもジョンのことを思い出すことが、彼に対する供養になることを祈りたい。合掌。


参考:タッグ・オブ・ウォー(スーパー・デラックス・エディション)(DVD付)

関連記事