拝聴の儀 その2 『フラワーズ・イン・ザ・ダート』
拝聴の儀 その2 『フラワーズ・イン・ザ・ダート』
まだまだ聴き込んでいるという状態にはほど遠いが、書けるときに書いておこうということで、ひと通り聴いてみた感想をまとめておこうと思う。
まずオリジナルアルバムだが、元々音がいい作品だけにびっくりするほどの違いは感じられなかったというのが正直なところ。
逆にいえば欠点を探すのが難しいといった印象で、他のリマスター作品と同等のよい仕上がりになっていると思う。もちろん音圧も調整されているから他のアルバムと混在させて聴いても違和感はないだろう。
実はアーカイヴも第10弾ということで、ビートルズに匹敵すると思われる名曲だけをピックアップして今回改めてポールマッカートニー名曲集を作ってみた。音圧がほぼ一定に保たれているのでビートルズ時代のポールの名曲と混在させて聴いても大きな違和感がないことがまるで奇跡のようである。若い頃からの夢が叶いつつある。
ビートルズとほぼ同じ基準でピックアップしたポールの曲は普段我々が思う以上にパワフルかつ創造性に優れたものであり、結果的にポールはビートルズで終わっていなかったことを改めて再認識する形となった。シャッフルで聴くと非常に面白い。
『マザー・ネイチャーズ・サン』のあとに『心のラヴソング』がきても何の違和感もない。やっぱりビートルズはポールだったのだ(個人的な感想です)。
これについてはまた時を改めて記事にしたいと思う。
さて、お次は今回のリリース最大の目玉といえるポール・マッカートニー&エルヴィス・コステロのコラボレーションである。
いやまあ、これがとにかく凄いの一言に尽きる。
こんなデモを聴かされた日にゃ~、大抵のミュージシャンはやる気がなくなってしまうのではないだろうか(笑)。
そういう意味では、ポールと対等に渡り合っている(ように聞こえる)エルヴィス・コステロもたいしたものだ。
ディスク2には初期のデモ、ディスク3にはある程度作品として完成しつつあるデモがそれぞれ収録されている。
ディスク2とディスク3の曲目、曲順は完全に同じであり、比較して聴くとたくさん面白い発見があることは間違いない。
ただ、個人的にはディスク2とディスク3は1枚にまとめてしまってもよかったと思う。
曲目の中ではやはりポールが初お目見えとなる”Tommy’s Coming Home””Twenty Fine Fingers ””So Like Candy ””Playboy To A Man”の4曲が本当に貴重な音源といえる。
特に”So Like Candy ”と”Playboy To A Man”はポールのヴォーカルがすばらしく(Disc3)、このままデモのままで終わらせるのがもったいないような出来だと思う。
上記4曲がもし『フラワーズ・イン・ザ・ダート』のエルヴィス・コステロとの共作曲と入れ替わっていたら・・・僕はきっとこのアルバムがもっともっと好きになっていたに違いない。ともかく、この4曲は何度も何度も聴き返すことになるだろう。
ダウンロード音源がすばらしいことは前回の記事でも触れた通り。
『太陽はどこへ?』の4種類のヴァージョンなどは今となってはアーカイヴでなければとても手に入らないだろう。とても得をした気分だ。(この曲がいっぱいかかっていた90年の初来日公演を思い出した)
最後のポールとエルヴィスのカセットデモはだめ押しという感じだが、こちらもなかなか捨てたものではない。
というわけで、ポールってやっぱりすごい。今回の音源を聴いて、僕は改めてそう思わずにはいられなかった。
ポール、今回もすばらしい贈り物をありがとう。
Macca Go Go Go!管理人


まだまだ聴き込んでいるという状態にはほど遠いが、書けるときに書いておこうということで、ひと通り聴いてみた感想をまとめておこうと思う。
まずオリジナルアルバムだが、元々音がいい作品だけにびっくりするほどの違いは感じられなかったというのが正直なところ。
逆にいえば欠点を探すのが難しいといった印象で、他のリマスター作品と同等のよい仕上がりになっていると思う。もちろん音圧も調整されているから他のアルバムと混在させて聴いても違和感はないだろう。
実はアーカイヴも第10弾ということで、ビートルズに匹敵すると思われる名曲だけをピックアップして今回改めてポールマッカートニー名曲集を作ってみた。音圧がほぼ一定に保たれているのでビートルズ時代のポールの名曲と混在させて聴いても大きな違和感がないことがまるで奇跡のようである。若い頃からの夢が叶いつつある。
ビートルズとほぼ同じ基準でピックアップしたポールの曲は普段我々が思う以上にパワフルかつ創造性に優れたものであり、結果的にポールはビートルズで終わっていなかったことを改めて再認識する形となった。シャッフルで聴くと非常に面白い。
『マザー・ネイチャーズ・サン』のあとに『心のラヴソング』がきても何の違和感もない。やっぱりビートルズはポールだったのだ(個人的な感想です)。
これについてはまた時を改めて記事にしたいと思う。
さて、お次は今回のリリース最大の目玉といえるポール・マッカートニー&エルヴィス・コステロのコラボレーションである。
いやまあ、これがとにかく凄いの一言に尽きる。
こんなデモを聴かされた日にゃ~、大抵のミュージシャンはやる気がなくなってしまうのではないだろうか(笑)。
そういう意味では、ポールと対等に渡り合っている(ように聞こえる)エルヴィス・コステロもたいしたものだ。
ディスク2には初期のデモ、ディスク3にはある程度作品として完成しつつあるデモがそれぞれ収録されている。
ディスク2とディスク3の曲目、曲順は完全に同じであり、比較して聴くとたくさん面白い発見があることは間違いない。
ただ、個人的にはディスク2とディスク3は1枚にまとめてしまってもよかったと思う。
曲目の中ではやはりポールが初お目見えとなる”Tommy’s Coming Home””Twenty Fine Fingers ””So Like Candy ””Playboy To A Man”の4曲が本当に貴重な音源といえる。
特に”So Like Candy ”と”Playboy To A Man”はポールのヴォーカルがすばらしく(Disc3)、このままデモのままで終わらせるのがもったいないような出来だと思う。
上記4曲がもし『フラワーズ・イン・ザ・ダート』のエルヴィス・コステロとの共作曲と入れ替わっていたら・・・僕はきっとこのアルバムがもっともっと好きになっていたに違いない。ともかく、この4曲は何度も何度も聴き返すことになるだろう。
ダウンロード音源がすばらしいことは前回の記事でも触れた通り。
『太陽はどこへ?』の4種類のヴァージョンなどは今となってはアーカイヴでなければとても手に入らないだろう。とても得をした気分だ。(この曲がいっぱいかかっていた90年の初来日公演を思い出した)
最後のポールとエルヴィスのカセットデモはだめ押しという感じだが、こちらもなかなか捨てたものではない。
というわけで、ポールってやっぱりすごい。今回の音源を聴いて、僕は改めてそう思わずにはいられなかった。
ポール、今回もすばらしい贈り物をありがとう。
Macca Go Go Go!管理人
2017-03-26 │ ソロ・リマスター日記 │ Edit