2011年07月 月別アーカイブ記事一覧
- 僕の好きな曲:『デヴィルズ・レイディオ(Devil's Radio)』&『ディス・イズ・ラヴ(This Is Love)』 by ジョージ・ハリスン
2011.07.31
今日はジョージの名作アルバム『クラウド・ナイン(Cloud Nine)』の中で、僕が特別好きな2曲を取り上げてみたい。この2曲に共通しているもの、それは底抜けの「明るさ」である。そして、それはビートルズ時代から長年ジョージの楽曲に親しんできた僕らのようなオールド・ファンにしてみればいかにも“らしくない”と言えるものであった。ジョージといえば、やはりどこかしら影のある暗めの作品、哲学的で内省的な作品、じわりといつ... - ビートルズ・リマスター日記 - 34 ビートルズ・リマスターが新基準
2011.07.20
2009年9月9日にビートルズ・リマスターが発売になってからというもの、僕の日常の中に再び音楽を聴く生活というものが戻ってきた。とても不思議な事だが、単純に音楽を聴くことの心地よさ、喜び、快感といったものが僕の中で見事に息を吹き返し始めたのである。ただCDの音が変わるだけで音楽自体に対する向き合い方までもが一変してしまったのだった。これは僕にとって全く予期せぬ出来事だった。なぜなら自分がいつの間にかビート... - ポールの曲:『ワン・オブ・ディーズ・デイズ(One Of These Days)』
2011.07.15
僕の記憶が正しければの話だが、ジョンは亡くなる数カ月前に当時のポールの新作『マッカートニーⅡ』を聴き、その印象を「ポールは意気消沈していると思う」と表現している。ただ、『カミング・アップ』だけはいい仕事と語っていたが…。当時から根っからのポール派である僕は、そのジョンの発言を苦々しく感じていた。『マッカートニーⅡ』はたしかにそれまでのポールのどのアルバムとも趣を異にしていたが、そこまで言われるほど悪... - ポールの曲: 『エヴリ・ナイト(Every Night)』
2011.07.11
祝『マッカートニー(McCartney)』リマスター盤発売ということで、今日はアルバムの中でも名曲の一つに数えられる『エヴリ・ナイト』を取り上げてみたい。この曲で特に気が付くのは、この頃のポールに特徴的な野太いヴォーカルスタイルである。ポール初のソロ・アルバム『マッカートニー』は、ビートルズ解散直前のゴタゴタの中で発売されたいわば曰く付きの作品でもあるわけだが、このアルバムが制作された時期を考えると、少な...