2006年04月 月別アーカイブ記事一覧
- ポールのアルバム “McCartney(マッカートニー)”
2006.04.27
いわずと知れた、ビートルズ解散後にポールが発表した初のソロアルバム。アルバム全体のカラーはポールにしてはやや暗めの印象。その主たる理由として考えられるのは、ビートルズ解散が決定的という状況の中で、大きなフラストレーションを感じながら製作されたアルバムということだろう。実際、アルバムに収録されているどの曲についてもポールらしい明るさや、突き抜けるような爽快感が全く感じられない。しかし、逆にその事がこ... - ローレンス・ジューバー
2006.04.23
ローレンス・ジューバーと聞いてピンと来る人は相当なポールファンである。なぜなら、彼は歴代のウイングスのギタリストの一人であるが、その在籍期間中に発表されたアルバムはたったの1枚“Back to the Egg”しかないからである。そのローレンス・ジューバーが、ポールのイベントがらみでアコースティックギターのショーを行なうという記事を見つけた。そのイベントとは、“Each One Believing:The Tour”というポールのツアーを記... - 最近のポール
2006.04.17
昨年はニューアルバムの発売、スーパーボウルのハーフタイムショー出演、Live 8出演、大規模な全米ツアー、史上初となる国際宇宙ステーションへのライブ演奏、“Live at Abbey Road”などなど、音楽的に見れば近来にない活躍をみせてくれたポール。だが、今年は2月に行なわれたグラミー賞でのライブ・パフォーマンスぐらいで、あまり音楽に関する話題が聞こえてこないのが残念である。では、今年は活動自体を休止し、休暇でも取って... - ポールの曲 “Winter Rose/Love Awake(冬のバラ/ラヴ・アウェイク)”
2006.04.15
2曲をひとつにリンクさせるのはポールの得意技のひとつである。それが、いったいどのあたりから始まったのかをまず考えてみよう。おそらく1967年に発表されたアルバム“Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band”が最初ではなかろうか。オープニングの“Sgt. Pepper's ~”と“With a Little Help From My Friend”の見事なまでの結合。そして“Sgt. Pepper's (Reprise)”から“A Day in the Life”へ至る絶妙な流れ。僕が知る限り、これが始... - ジョンの遺言 その3
2006.04.13
ジョンの最後のプレイボーイ誌インタビューからの抜粋。その3回目である。このインタビューは元々月間プレイボーイに前編・後編の2回に分けて発表され、その後1冊の本として発売された。今回公開したのは、前編からのものである。というのも、僕はこの前編だけを切り取ってスクラップしていたからである。当時多くのビートルズファンがこの本を買い求め、今でも多くのファンが大切に所蔵していると思われるが、現在では絶版とな... - ジョンの遺言 その2
2006.04.12
前回のプレイボーイインタビューの続きである。ポールについてかなり多くを語っている。(個人的には特に2人で一緒にテレビを見ていた、というあたりが印象的だった)ジョンのインタビューを読んでいていつも感じるのは、非常に頭がよい人だということ。とにかく切れる。また発言が時にショッキングでウイットに富んでいるのも魅力である。過去を振り返らない姿勢、ビートルズで得た名声や地位を全くもって意に介していない潔さに... - ジョンの遺言 その1
2006.04.11
ジョン・レノン最後の本格的な公式インタビューは、僕が知る限りプレイボーイ誌のインタビューということになっている。おそらく死の数時間から数十時間前に行なわれたこのインタビューで、彼はまるで死を予感していたかのように実に多くの事柄について語っている。あの日から25年以上が経過した今、改めてこのインタビューを読み返し、ポールやビートルズについて語っている部分が実に興味深いことを再確認した。ここにその一部を... - ウイングス解散後のポール・マッカートニー・インタビュー
2006.04.06
僕がポール派に転向した1978年から、ビートルズ関係の記事などをスクラップしていた時期があるのだが、その頃のインタビュー記事がなかなかに興味深いのでここにその一部を公開する。時期的にはソロアルバム“McCartney 2”発売直後、ジョンの死の数ヶ月前というあたりなのだが、なんとこの時点ではポールにはウイングス解散の意志が全くない。やはりウイングスの解散はジョンの死がもたらした自然消滅的な現象だったのだ。実際ウイ...