2005年11月 月別アーカイブ記事一覧
- ポールの曲 “Maybe I'm Amazed(メイビー・アイム・アメイズド)”
2005.11.30
ポール初のソロアルバム“McCartney”に収録された名曲中の名曲。ビートルズ解散直後に発表されたためか、かなりビートルズ色の濃い仕上がりになっている。ビートルズ時代、ポールはまるで神が降臨したかのような奇跡的な名曲をたくさん書いているが、この曲もそんな1曲であると思う。このような曲を語るときに、多くの言葉は必要としない。とにかく聴けばわかる。聴こうと思わなくても心を奪われてしまう。そんな曲だ。ポールのボ... - ゴッドファーザー
2005.11.27
映画ファンならば絶対に一度は観ておかなくてはならない名作中の名作であるが、40才を過ぎてこの映画を観なおし、改めて本当にすばらしい映画だと思った。この映画は1972年、今から33年も前に撮影された。監督のフランシスコ・コッポラはなんと当時33才!あの映画はどう見ても50代の巨匠が撮ったような映画である。そう考えると、これはまさしく奇跡の映画だと思う。コッポラ監督が、かつて天才ともてはやされたのも無理のないこと... - 「ケイオス」米チャートに10週間とどまる!
2005.11.25
ビルボード誌チャートイン10週目の今週、“Chaos and Creation in the Backyard”は先週の83位から9ポイントアップの74位。実に粘っこい動きを見せている。ほぼ同時に発売され、当初ライバルと目されたクラプトンもストーンズもすでに100位圏外へと去った。そしてスティービー・ワンダーのニューアルバムもチャートイン5週目にして早くも70位までランクダウンしている。この現状を見るだけでも、今回ポールがいかにチャート面からも... - ポールの映画/アルバム“Give My Regards To Broad Street”
2005.11.21
ポールが唯一本格的に映画製作を手掛けた記念すべき作品“Give My Regards To Broad Street”(邦題:ヤア!ブロードストリート)。1984年発表。同名アルバムは映画のサントラという位置づけで発表された。よって新曲は“No More Lonely Nights”“Not Such a Bad Boy”“No Values”“Goodnight Princess”の4曲のみ。待ちに待った映画の完成であったが、せっかく映画を製作したというのに、たったの4曲しか新曲を用意できなかった当時の... - ほんとにあった!呪いのビデオ
2005.11.19
怖がりのくせに心霊モノが好きである。幽霊は見たことがないが、霊魂の存在は信じている。だが、本当に怖い心霊ビデオは観たことがなかった。「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズを観るまでは…。大体タイトルからしていかにもうさん臭いではないか。どうせ「リング」かなんかのパクリに違いない。そんな軽~い気持ちで第1巻を観始めたのを覚えている。だが、第1巻を観て腰を抜かしそうになった。第1巻のメインは、友人夫... - 「ケイオス」9週目は83位
2005.11.17
我らがポールの傑作アルバム“Chaos and Creation in the Backyard”。ビルボードチャートイン9週目は先週の66位からさらに順位を落として83位。残念な結果に終わった。宇宙中継効果による再浮上を期待したのだが、当ては完全に外れた。しかし実際にチャートに反映されるのは1週遅れの来週になるはずだから、まだまだ個人的には希望を捨ててはいない。各地で絶賛の嵐をもって迎えられている全米ツアーもいよいよ大詰め。ここらで1... - 宇宙戦争
2005.11.15
怖い映画を撮らせてもスピルバーグ監督はすごい。「ジョーズ」「ジュラシック・パーク」に続いてもう一つの傑作が登場した。「宇宙戦争」である。とにかく、ここぞというシーンの演出の素晴らしさはさすがである。ジュラシック・パークで金網を突き破りTレックスが登場するシーンは映画史に残る名シーンだと思うが、今回もそれに匹敵するシーンがある。トライ・ポッド登場の場面である。おそらく特撮とCGの混合だと思われるが、... - バットマン・ビギンズ
2005.11.14
カッコイイ。しびれた。バットマンがクリストファー・ノーラン監督によって完全に生まれ変わって再登場した。そもそも僕はアメリカのコミックを題材に扱った映画というのが好きではない。好きなのは唯一スパイダーマンくらいで、他は全滅である。バットマンも例外ではなく、マイケル・キートン主演の第1作目は観たが、続編以降は全く観ていない。だがこの映画は今までのバットマンが完全に色褪せてしまうしまうほどに素晴らしい出... - 「子供に光を」“Deliver Your Children”
2005.11.12
デニー・レイン来日記念、というわけではないのだが、彼の曲で一番好きな曲を紹介する。アルバム「ロンドン・タウン」収録の“Deliver Your Children”である。この曲は発売当時アルバムのセカンド・シングル“I've Had Enough”のB面に収録されていた曲だが、僕は当時からこの曲の方がはるかに好きだった。正確にはポールとの共作のようだが、もしヴォーカルをポールが取っていたら全く印象の違う曲になっていただろう。明らかにデニ... - デニー・レインの来日公演
2005.11.12
最新の情報によれば、デニー・レインの日本公演はアラン・パーソンズ・プロジェクトとのジョイントになるそうである。日程は来年1月9日~16日。公演場所その他詳細は不明である。前回辛口な事も書いたが、来ると決まったからには是非コンサートを成功させてもらいたいものだ。話は変わるが、「ケイオス」のビルボード誌8週目の順位は先週の44位から大きく下がって66位。くやしい…。ただ、今巷ではポールが史上初めて宇宙に向け... - デニー・レイン来日?
2005.11.10
以前このブログでもデニー・レインが健在であることをお伝えしたが、なんと来日コンサートをする予定であるという。これはデニー自身の口から語られたものであるから、かなり信憑性が高い。まだ詳細は決定していないことを前置きした上で、来年1月末にジャマイカと日本でコンサートを行なうことが明言されている。(ひょっとして初来日?)おそらく比較的小さなホールでのコンサートになるだろうから、至近距離で彼のステージを見... - 「ナイロン・カーテン」 by Billy Joel
2005.11.09
以前ポール・マッカートニーと音楽的に近いと思われるミュージシャンとしてギルバート・オサリバンを紹介したことがあるが、今回はビリー・ジョエルである。ビリー・ジョエルほどになると、あまりにも有名すぎて彼自身が一つのカテゴリーとして立派に成立しているのであるが、その音楽性はポールとかなり共通する部分があるのもまた事実である。実際、ビリー自身が最も影響を受けたアーティストとしてポールを挙げていることはあま... - TWENTY FOUR シーズン4(2)
2005.11.08
全24話を観終わった。結果から言うと、シーズン3の汚名を完全に払拭したといえるほどほぼ完璧な出来である。最初から最後まで緊張感を持続しながら、全体的に非常にバランスの取れた良作に仕上がっている。ドラマとしては近来にない傑作と言ってもいいのではないだろうか。シーズン3を観た時の落胆ぶりといったら、それはもう絶望的なほどだったので、正直ここまで立て直してくるとは予想していなかった。今回は特に人間ドラマが... - 「ケイオス」チャートイン7週目も44位
2005.11.06
“Chaos and Creation in the Backyard”がビルボート誌アルバムチャートで先週と同じ44位をキープした。今週も上位に初登場が7枚ランクインした中での同順位キープだけに、なかなか価値がある。ちなみにストーンズは8週目にして79位だ。最高位では“A Bigger Bang”3位に対し「ケイオス」は6位と、一度はストーンズに軍配が上がったかに見えたが、その後のチャートの推移では「ケイオス」が明らかに優位だ。これはアルバムの出来... - ミリオンダラー・ベイビー
2005.11.06
泣ける、ただただ泣ける映画である。切ない。そして、人間の孤独さというものがいやというほど身に迫ってくる映画だ。正直悲しくて泣ける映画というのは好きではない。もっといえば、クリント・イーストウッドの映画自体がそれほど好きではない。ダーティ・ハリーなど1本も観たことがない。だが、イーストウッド監督作品の中で僕が観た中では、これが一番いい映画だと思う。悲しくて切ないので、こんな映画は2度と観たくないとは...