2005年08月 月別アーカイブ記事一覧
- ポールのニューアルバムは…
2005.08.24
ポールのニューアルバム“Chaos and Creation in the Backyard”は彼の音楽人生の集大成といえる作品であるに違いない。ポールの公式サイト“paulmccartney.com”で“Fine Line”を含む3曲を試聴して僕はそう直感した。この3曲を聴いただけで、このアルバムが彼がこれまでに発表したどの作品とも違うことがはっきりとわかったからである。(身内モードだから、あまり真に受けないでいただきたいが…)まだ言い切るのは早いかもしれない... - 涙のアンソロジー
2005.08.20
「フリー・アズ・ア・バード」を初めて聴いた時の、言葉にならない衝撃を覚えている。それは僕たちファンの見果てぬ夢をポール、ジョージ、リンゴの3人が叶えてくれた日であり、ビートルズ伝説に新たな1ページが加えられた日でもあった。ビートルズ解散から四半世紀を経て実現した夢のプロジェクト「ビートルズ・アンソロジー」。「フリー・アズ・ア・バード」はその中でもまさに目玉中の目玉だった。なぜなら、この曲は紛れもな... - ポールの曲 “Monkberry Moon Delight(モンクベリー・ムーン・デライト)”
2005.08.18
ラジオにしろ、音楽雑誌にしろ、ポールを語るときにこの曲が引き合いに出された場面に遭遇したことが一度もない。要するにアルバムの中の1曲であり、ポール・マッカートニーというアーティストを代表する曲ではないというのが世間一般的な評価なのだろう。だが、僕はこの「モンクベリー・ムーン・デライト」という曲が大好きだ。どれくらい好きかというと、平均的なポールのシングル曲などよりもずっと好きなくらいで、たとえば、... - 幸運な50人
2005.08.14
去る7月28日、アビーロードスタジオにおいて、50人の観客を前にポールは新曲8曲を含む19曲を披露したという。どのようにしてその50人が選ばれたのかは不明だが、超のつく幸運な人々たちであることはまちがいない。本当にうらやましい。スタジオ内だからポールとの距離は驚くほど近かったという。観客はソファーに座りながらポールのパフォーマンスを楽しんだのだそうだ。これ以上ないほどの贅沢ではないか。考えるだけでため息が出... - ポールのニューアルバムのジャケットは…
2005.08.14
どこかで見たことのある写真だなと思っていたら、ニューアルバム“Chaos and Creation in the Backyard”のジャケット写真はビートルズ時代に撮られたものだということがわかった。この写真は1963年にポールの弟マイクがリバプールの自宅で撮影した白黒写真ということだ。見たことがあると思ったのは、ひょっとしたらその昔発売されたマイクの本(写真集?)にこの写真が収録されていたのかもしれない。洗濯物が吊るされた裏庭(Back... - ニューアルバムは売れる??
2005.08.13
ポールはニューアルバムが売れて、金になることを期待しているという。なぜなら…「自分が作ったレコードを売りたくない人間なんて見たことがないよ。売るという言葉は少しばかり汚い言葉になってしまったよね。オーケー、じゃあ金のことは忘れたとしても、みんなに自分のレコードは持っていてもらいたい。でなければ音楽なんかやらないよ。ただの大道芸人になってしまう。」ポールらしい正直なコメントだと思う。以前「産業ロック... - 作った曲で何が買える?
2005.08.13
ビートルズは自分たちの作った曲で何が買えるのかを想像しながら音楽を作っていたのだという。ポールは語る、「“よしっ、これからプールを書くぞ”なんてジョークがあったよ。そういうことが大きな刺激になったんだ。“何ができた?”“♪エイト・デイズ・ア・ウィ~ク♪”“いいぞ、プールが買えた!”なんてね、楽しいだろう? だけど、大切なのはそれを大マジメには受け取らないことさ。」「すると、その3時間後にはどこからともなく「... - ポールの曲 “Run Devil Run(ラン・デヴィル・ラン)”
2005.08.11
“ポール製オリジナルロックンロールにとどめを刺す名品”ポールが歌うストレートなロックンロールナンバーの中で芸術品とさえ言える最高傑作は「ロング・トール・サリー」だと僕は常々思っている。このナンバーはオリジナルのリトル・リチャードを遥かに超え、ビートルズの作品として完全に独り歩きを始めてしまった。実際この曲がビートルズのオリジナルだと思っている人もたくさんいるに違いない。レコーディングからなんと30年以... - 秘話 「ジョンと一緒に泣いた夜」は1964年
2005.08.10
「ヒア・トゥデイ」で歌われている「(ジョンと一緒に)泣いた夜」は1964年だったと最近ポールが語ったという。「一緒に泣いた夜もあったね。 心に秘めておく理由など何もなかったから。」(「ヒア・トゥデイ」より)今や「ヒア・トゥデイ」はポールファンにとっては最も重要な曲の一つである。この曲の秘話が今ポール自身によって語られる。それはビートルズ初のアメリカツアーの最中だったという。「ビートルズは常にツアーをし... - ポールのアルバム “Liverpool Oratorio(リヴァプール・オラトリオ)”
2005.08.07
かなり熱心なポールファンといえども、この作品を真剣に聴きこんだという人はほとんどいないのではないか。そう思わずにはいられないほど、かなり敷居の高い作品だと思う。僕自身クラシックがそれほど嫌いではないにもかかわらず、この作品を面と向かって最初から最後まで聴いた事は一度もない。まず、あまりにも長すぎる。90分以上もの間、じっと座って耳を傾けるには相当な覚悟と努力が必要だ。それでもポールが初めて手がけたク... - 速報!ポールのニューアルバムはビートルズよりもスゴイ?
2005.08.04
こんな事はいまだかつてなかったことだが、なんとポールはニューアルバム“Chaos and Creation in the Backyard”が彼がビートルズ時代に作ったどのアルバムよりも高い評価を得ることを確信しているのだという。いくらなんでもビートルズを超えるというのは言い過ぎだという気もするが、僕が記憶する限りポールが真面目に自分の新作をビートルズとの比較で語ったことはない。おそらく一度もない。それはポール自身がビートルズの作っ... - ポールの曲 “Here There and Everywhere(ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア)”
2005.08.03
「ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア」はシングル・カットされていないポールの曲の中で、おそらく最も有名な作品のひとつに挙げられると思う。その最も大きな理由はやはりメロディーの美しさだろう。だが、曲自体の美しさもさることながら、ことこの曲に関してはプロデューサであるジョージ・マーティンの手腕を決して見逃すわけにはいかない。アルバム「リボルバー」に収録されているオリジナルヴァージョンを聴くたびに、僕はそ... - さらに映画ネタ
2005.08.02
IMDBの話が出たついでに、ビートルズ関係の映画について調べてみた。このサイトではユーザ登録をすると自分の観た映画について10段階で投票できるようになる。そして各映画ごとに点数の平均値が参考値として表示されるという仕組みだ。このレーティングは映画好きによる評価という点でかなり信頼のおけるものだと僕は思っている。ちなみに上位には以下のような作品が並ぶ。1位:「ゴッドファーザー」 9.0ポイント2位:「ショー... - 映画ランキングを見る楽しみ
2005.08.01
映画ネタが出たついでに、普段僕がよく利用している映画関係のサイトを紹介する。といっても超有名サイトなので、すでに知っている人も多いと思うが。それはInternet Movie Data Base(IMDB)である( http://www.imdb.com/ )そのデータ量ときたらハンパではない。「世界最大の映画データベース」という触込みはダテではない。映画関係の調べ物はほとんどまちがいなくこのサイトで間に合ってしまう。唯一の弱点はこのサイトが英語で... - スターウォーズエピソード3 シスの復讐
2005.08.01
このブログで映画について書くのは今回が初めてだが、もともと映画はかなり好きなほうである。遅ればせながら「スターウォーズエピソード3 シスの復讐」を観てきた。個人的にはシリーズ最高の大傑作であると思う。第1作目「新たなる希望」が公開されたのは1977年。なんと今から28年も前のことである。当時14歳で、まだ映画には目覚めていなかった僕はこの記念すべき第1作をリアルタイムで観ていない。スターウォーズをリアルタ...