2005年06月 月別アーカイブ記事一覧
- 「ポールとは2度とツアーに出ない」
2005.06.29
最近のインタビューで、リンゴがそう語ったそうである。なんとなく寂しい発言のようだが、2人共自分のバンドを持っているし、僕などは「当たり前だ。今さらニュースにするほどのことはない。」と思うがどうだろうか…。こういう発言が出ると、なんとなく2人が不仲であるような印象を与えてしまうからイヤなのだ。しかし、もともとポールとリンゴはかなり仲がいい。互いに何度かソロアルバムのレコーディングに参加しているし、ポ... - ポールの曲 “San Ferry Anne(サン・フェリー・アン)”
2005.06.26
アルバム「スピード・オブ・サウンド」はポールがウイングスをバンドとして強く意識して作られたアルバムと言われている。事実、アルバム中ポール自身がリードボーカルをとっている曲はたったの6曲しかない。したがって、ポールさえ聴ければいい僕としてはかなり不服ではあるのだが、1976年の歴史的な全米ツアーを前にバンドとして一つにまとまろうとしたポールの意気込みには逆らえない。これはこれとして、ありがたく受け止める... - ポールのベースプレイ
2005.06.26
ポールは古今東西を通じ世界最高のベースプレイヤーの一人に数えられている。僕はベースを弾いたことがないので、技術的な側面から語ることができないのが残念なのだが、素人の立場で聴いたとしても彼の弾くベースプレイは本当に素晴らしいと思う。ポールの曲を聴いていると、曲そっちのけでベースラインに聴き入ってしまうことが多々ある。ベースに関して言えば、最もすごいと思うのはアルバム「リボルバー」以降のビートルズ後期... - MP3で曲を管理
2005.06.26
最近は音楽をCDから聴くようなことはほとんどなくなった。好きな曲はすべてMP3に変換してパソコンのハードディスクに格納している。こうしておけば、いつでも好きな時に好きな曲が聴ける。本当に便利な世の中になったものだ。生きている間にこんな時代が来るとは思ってもみなかった。僕がビートルズのレコードを買い始めた1977年頃には、デジタル録音という言葉すらなかった。当時の僕には、黒いアナログレコード盤とカセットテー... - ポールの曲 “Mother Nature's Son(マザー・ネイチャーズ・サン)”
2005.06.24
僕がポールの音楽人生の中で、最高にクリエイティブだと思えるのはホワイト・アルバムの頃だ(1967~1968年頃)。この頃のポールの楽曲は質・量共にとにかくずば抜けている。ポールの手になるホワイト・アルバムの主なナンバーを列挙してみる。バック・イン・ザ・U.S.S.R.オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダマーサ・マイ・ディアブラック・バードロッキー・ラックーンアイ・ウイルバースデーマザー・ネイチャーズ・サンヘルター・スケル... - ポールのソロ初来日公演
2005.06.20
1990年3月3日、ポール・マッカートニーはソロとして初めて東京ドームで日本公演を行なった。1966年ビートルズとして武道館公演を行なって以来、実に24年ぶり。リアルタイムでビートルズ体験がある者もない者も文字通り待ちに待った来日公演だった。というのもポールは大麻所持により1980年に1度来日公演がキャンセルになっていたからだ。だからファンとしては公演初日を迎えるまで本当に気が気ではなかった。80... - ポールの曲: 『西暦1985年(Nineteen Hundred and Eighty-Five)』
2005.06.18
『西暦1985年』(Nineteen Hundred and Eighty-Five)アルバム「バンド・オン・ザ・ラン」のフィナーレを飾る隠れた名曲である。印象的なアップテンポのピアノソロで始まり、後半部は豪華絢爛なオーケストラとの融合でクライマックスを迎える。この構成はポールの得意とするとするところであるが、ことこの曲に関してはその試みが完全に成功していると例といえるだろう。(たとえば「ハウエヴァー・アブサード」などはあまり成功し... - 愛妻家ポール
2005.06.18
ポールはたいへんな愛妻家である。ファンでその事を知らぬ者はない。自らをかなりの愛妻家と自認するこの僕もポールには完全に脱帽である。天下のポール・マッカートニーである。空前絶後のスーパースターである。金はうなるほどあるし、ため息が出るほどカッコイイ。当然女にももてる。だが、ポールが女の問題でスキャンダルに浮名を流した事は一度としてない。たった一度、ビートルズの無名時代にドイツで作ったとかいう隠し子騒... - ポールのアルバム “Flaming Pie(フレイミング・パイ)”
2005.06.14
ポール最後の傑作アルバムか???「フレイミング・パイ」1970年代、数々の傑作アルバムを世に送り出してきたポール(ウイングス)であったが、80年代以降は「タッグ・オブ・ウォー」での成功を最後にめっきりヒットチャートに顔を出すことが少なくなっていた。たしかに「プレス・トゥ・プレイ」や「フラワーズ・イン・ザ・ダート」など、平均点以上といえるアルバムもあるにはあった。だが、真のポールファンはその程度のことで満... - ポールとエルトン
2005.06.12
ポール・マッカートニーとエルトン・ジョン。僕は彼ら2人がどちらも同じくらい好きである。ビートルズから音楽を聴き始めた僕としては、どうしても心情的にはポールのほうをひいきしたくなってしまうのだが、ふと冷静になって音楽だけを聴き比べてみると、エルトンの創り出す音楽ほうが勝っていると思う瞬間がある。それくらいエルトン・ジョンはすごいアーティストだと思う。日本でのポールの評価はビートルズ以降もある程度妥当... - ポールの曲 “Cafe on the Left Bank(セーヌのカフェテラス)”
2005.06.12
ビートルズ時代はもちろんだが、ポールの書いた曲にはシングル以外にもたくさんの名曲がある。「セーヌのカフェ・テラス」(“Cafe on the Left Bank”)1978年に発売された名盤「ロンドン・タウン」の2曲目に収録されているポップ・ロックチューンである。ロンドン・タウンのアルバム自体が僕は大好きなのだが、この曲はアルバム全体を通してもベスト3に入るほどのお気に入りだ。この曲を最初に聴いた時、「なんてカッコイイ曲なん... - ポールのベスト・パフォーマンス
2005.06.12
ポールはビートルズ時代を含め、数え切れないほどのライブ演奏を披露しているが、「映像として残っているものの中で最高のパフォーマンスはどれか?」と聞かれれば、僕はズバリ「PETAコンサートのライブだ」と答える。このライブは動物保護団体のPETAが主催したチャリティーコンサートであり、ポールの演奏自体は6曲ということもあってか、さほど注目されてはいない。だが、このライブで見せるポールのライブパフォーマンスは圧巻...