8点以上の映画評 カテゴリ記事一覧
- 『君の名は。』 笑いと涙のハーモニー
2018.01.21
映画『君の名は。』が大ヒットしたことは知っていた。各方面から大絶賛され、あらゆる世代にとてつもない影響力を与える作品になりつつあることも知っていた。その美しいポスターになんとなく心を惹かれもしていた・・・。だが、僕はアニメ作品というものをあまり認めていなかったのである。簡単にいえば昭和の頑固ジジイである。それに人格が入れ替わるというストーリー設定も、すでに使い古された印象があった。もしこんな僕に嫁... - トランスフォーマー
2007.09.12
トランスフォーマーといえば、ガキのオモチャ、子供向けのアニメというイメージしかなかったのだが、スピルバーグ製作ということで観にいくことにした。映画館まで足を運ぶのは本当に久しぶりのことだ。(しかし妻は行きたがらなかったので一人)田舎(北埼玉)に住むことの利点の一つは、いつ行っても比較的映画館がすいていることである。映画館自体もいわゆるシネコンと呼ばれるもので、とてもキレイで清潔感がある。椅子もゆっ... - アイランド
2005.12.19
映画を観るまで知らなかったのだが、本作は今やハリウッドのヒットメーカーの一人に数えられるマイケル・ベイ監督の作品。「アルマゲドン」と「パール・ハーバー」の監督といえば、なるほどとうなづく人も多いだろう。個人的には決して好きな監督ではないのだが、知らずに観たのが幸いした。予想を裏切るほどに面白かったからだ。まず興行面から見ると、この作品は完全に失敗している。1億2千万ドルの予算に対して、興行収入はた... - ゴッドファーザー
2005.11.27
映画ファンならば絶対に一度は観ておかなくてはならない名作中の名作であるが、40才を過ぎてこの映画を観なおし、改めて本当にすばらしい映画だと思った。この映画は1972年、今から33年も前に撮影された。監督のフランシスコ・コッポラはなんと当時33才!あの映画はどう見ても50代の巨匠が撮ったような映画である。そう考えると、これはまさしく奇跡の映画だと思う。コッポラ監督が、かつて天才ともてはやされたのも無理のないこと... - 宇宙戦争
2005.11.15
怖い映画を撮らせてもスピルバーグ監督はすごい。「ジョーズ」「ジュラシック・パーク」に続いてもう一つの傑作が登場した。「宇宙戦争」である。とにかく、ここぞというシーンの演出の素晴らしさはさすがである。ジュラシック・パークで金網を突き破りTレックスが登場するシーンは映画史に残る名シーンだと思うが、今回もそれに匹敵するシーンがある。トライ・ポッド登場の場面である。おそらく特撮とCGの混合だと思われるが、... - バットマン・ビギンズ
2005.11.14
カッコイイ。しびれた。バットマンがクリストファー・ノーラン監督によって完全に生まれ変わって再登場した。そもそも僕はアメリカのコミックを題材に扱った映画というのが好きではない。好きなのは唯一スパイダーマンくらいで、他は全滅である。バットマンも例外ではなく、マイケル・キートン主演の第1作目は観たが、続編以降は全く観ていない。だがこの映画は今までのバットマンが完全に色褪せてしまうしまうほどに素晴らしい出... - ミリオンダラー・ベイビー
2005.11.06
泣ける、ただただ泣ける映画である。切ない。そして、人間の孤独さというものがいやというほど身に迫ってくる映画だ。正直悲しくて泣ける映画というのは好きではない。もっといえば、クリント・イーストウッドの映画自体がそれほど好きではない。ダーティ・ハリーなど1本も観たことがない。だが、イーストウッド監督作品の中で僕が観た中では、これが一番いい映画だと思う。悲しくて切ないので、こんな映画は2度と観たくないとは... - スターウォーズエピソード3 シスの復讐
2005.08.01
このブログで映画について書くのは今回が初めてだが、もともと映画はかなり好きなほうである。遅ればせながら「スターウォーズエピソード3 シスの復讐」を観てきた。個人的にはシリーズ最高の大傑作であると思う。第1作目「新たなる希望」が公開されたのは1977年。なんと今から28年も前のことである。当時14歳で、まだ映画には目覚めていなかった僕はこの記念すべき第1作をリアルタイムで観ていない。スターウォーズをリアルタ...